【2012年5月】ヴィンス・メローニーは語る「ロビン・ギブは生まれながらのミュージシャンだった」

テレグラフ紙(2012年5月21日付)より

ご紹介した最近のロング・インタビューが「興味深かった」というご感想を大勢の方からいただいたヴィンス・メローニーですが、今日はちょっと時間をさかのぼって、ロビンが亡くなった折に英テレグラフ紙に掲載されたヴィンスたちのコメントをご紹介します。元記事はこちら(テレグラフ紙オンライン版2012年5月21日付)です。

1960年代にビー・ジーズと共に2年間演奏活動を行ったヴィンス・メローニーが、ロビンをはじめギブ兄弟たちは、楽々と曲を書き上げる天与の才能を持っていた、と語った。ヴィンスはロビンの「素晴らしいユーモアのセンス」を忘れない、という。ツアーの時など、グループの面々はロビンに大笑いさせられたそうだ。

ロビン、モーリス、バリー・ギブたちと一緒にツアーをしていた当時を振り返ってヴィンスは「彼らは生まれついての才能の持ち主だった。朝にはギターを手にとって、一日じゅう歌っていた。いつも音楽に取り組んでいて、音楽が大好きで、彼らからは自然に音楽があふれ出していた

BBC Radio 4の「トゥデイ」に登場したヴィンス・メローニーは、さらに、

「ぼくは良い関係のままでグループを離れたので、彼らのキャリアをずっとフォローしていた。自分があの素晴らしいキャリアの一部だったことを誇りに思っている。彼らの成功を心から嬉しく思ってきた。

ロビンは素晴らしい人で、とてもあたたかく、素晴らしいユーモアの持ち主だった。本当に残念だ」

また、BBC Radio 2の音楽番組のディスクジョッキーであり、ロビンの親しい友人でもあったボブ・ハリスは、グループのメンバーである兄のバリー・ギブが「とても悲しんでいる」だろうと語ったということです。

「バリーがとてもつらいだろうと思う。弟たちを次々と亡くしてきたのだから。しかもある意味いっそうひどいことに、若い順に亡くしているしね。いま、本当につらいだろうと思う。

ぼくは人間としてロビンが大好きだった。あたたかく、やさしい人だった。本当にあたたかい心の持ち主だった。

それでいて、彼はファイターだった。あんなに細かったのに…あれだけのガンと戦い続ける力があんなに華奢な体のどこにあったのか、信じられないぐらいだ。でも彼は最後まで戦い続けた」

また、ボブ・ハリスは、ビー・ジーズのチャートでの成功はビートルズにも比肩すると語ったということです。

「ビー・ジーズは優れて創造的でありつつ、商業的にも大成功したグループだ」

{Bee Gees Days}

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