【The Scotsman紙】アルバムレビュー『グリーンフィールズ:ザ・ギブ・ブラザーズ・ソングブック Vol. 1』

スコットランドの新聞The Scotsman紙(オンライン版2021年1月1日付)の元旦号に8日発売のバリーのニュー・アルバム『グリーンフィールズ:ザ・ギブ・ブラザーズ・ソングブック Vol. 1』のレビューが掲載されましたので、以下に簡単にまとめてご紹介します。

愛する者たちを追慕する思いがカントリー系のアーティストを集めてビー・ジーズの名曲を解釈したバリー・ギブのアルバム『グリーンフィールズ』に通底している。ナッシュヴィルでレコーディングされたこのアルバムは、ホンキートンク風のリメイクというより巧みなポップソング集ではあるが、この選曲と(無類のドリー・パートンをはじめ)これだけのデュエット・パートナーをそろえてはバリーも失敗のしようがないといえる。

アリソン・クラウスが「失われた愛の世界」でバリーとしっぽりデュエットしてバーブラ・ストライサンドの思い出を過去のものにしてしまうかと思えば、シェリル・クロウも負けじと「傷心の日々」をバカラック風に披露し、オリヴィア・ニュートン・ジョンの「レスト・ユア・ラヴ・オン・ミー」も素敵にハスキーだ。

ライヴァル・サンズのフロントマンであるジェイ・ブキャナンは名曲「ラヴ・サムバディ」を見事に歌いこなしているし、オオトリに控えたギリアン・ウェルチとデイヴィッド・ローリングズはビー・ジーズ初期のナンバー「バタフライ」をロマンチックなブルーグラス風に聴かせてくれる。

そうなんです。何しろ、この面子にこの曲揃えですから、捨て曲がありようがないというか、どこから聴き始めても「歌を聴く歓び」をしみじみと感じてしまいます。オリヴィア・ニュートン・ジョンがすごい歌手であることを改めて認識すると共に、ここにはあがっていないけどブランディ・カーライルとかもすごいなあ…と思いはつきません。

新作ドキュメンタリーのエンディングがこの『グリーンフィールズ』版「バタフライ」である(本当のラストのラストは「ワーズ」)ところにもバリーの思いを感じます。

{Bee Gees Days}

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