【Rolling Stone誌2021年1月】「ドリー・パートンとバリー・ギブのデュエット“ワーズ”」

『グリーンフィールズ』のトレーラーより――バリーとドリー・パートン

ローリング・ストーン誌(オンライン版2021年1月1日付)にバリーのニューアルバムに関する記事が登場しました。(元旦から、ということは、今年は縁起が良さそうですね!)

1月8日発売のニュー・アルバム『グリーンフィールズ:ザ・ギブ・ブラザーズ・ソングブック Vol. 1』に先立って、第三弾のトラックが発表された。ドリー・パートンとバリーのデュエット「ワーズ」だ。原曲はビー・ジーズが1968年に発表したシングル、バリー、ロビン&モーリス・ギブ作である。

「ワーズ」のカバー中でも特にやさしい雰囲気のこのバージョン、まずドリーが歌う。哀愁を帯びたピアノをバックに、「新しい物語」を始めたようと願う、最初のバースを歌う。すぐにバリーも歌いはじめ、すすり泣くようなスティールギターの音が「ただの言葉だけれど/この思いをあなた(君)に届けるために/わたし(ぼく)にあるのは/ただ言葉だけ」という歌詞にこめられた感情を強調するなか、ふたりは一緒に歌い終える。「ワーズ」はエルヴィス・プレスリー、グレン・キャンベル、ロイ・オービソン、リタ・クーリッジ等のアーティストにもカバーされてきた曲だ。

このアルバムのプロデューサーであるデイヴ・コブが本誌に話してくれたところでは、「ワーズ」のレコーディングがこのアルバムのための最初のセッションだったそうだ。RCAスタジオAにドリーとバリーが入ってきたときには、緊張してしまったそうだ。「ギターを演奏することになっている位置まで歩いていったら、脚ががくがくふるえちゃって。このふたりの存在の大きさが今更ながら身にしみたんです。伝説の存在という以上に巨大な存在ですからね。ふたりともアイコンですよ。それが目の前にいるんだから」 (by Joseph Hudak)

うーん、このプロデューサーのデイブ・コブさんの反応はなんだかかわいいですね。バリーがそんな風に尊敬され、愛されているというのも嬉しいことです。でもアーティストとしてはあくまで「忖度」なしで、最高のものを創り出していってほしい(もちろん、そんなのは釈迦に説法、言うまでもないことですが)!

{Bee Gees Days}

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