マン島のウォーターフロントにビー・ジーズ像が登場

ビー・ジーズ像(BBCの記事より)

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五月末からの休止の間に、たくさんの新着情報がたまってしまい、どこから手をつけたらよいか、という状態ですが、とりあえず少し古くなってしまいましたが、めでたいニュースから。

ビー・ジーズが帰ってきた …… 時を超え、海を渡り、歩いて故郷へと

BBC(オンライン版2021年7月8日付)などが報じたところによれば、ビー・ジーズ(ギブ三兄弟)生誕の地であるマン島ダグラスのウォーターフロントに彼らのブロンズ像が設置されました。同記事によれば:

17万ポンド(約2,600万円)を要したというこのプロジェクト、ブロンズ像が製作依頼されたのは2019年だったが、コロナ禍によって当初の予定より完成が遅れた。製作にあたったアーティストのアンディ・エドワーズ氏によれば、この像は1977年のヒット曲「ステイン・アライヴ」のビデオから着想されたという。「最初から大いに楽しんで作った」ということだ。

エドワーズ氏はリヴァプールにあるビートルズ像の作者でもある。ビー・ジーズ像がダグラスの遊歩道に設置されたのは、彼らが「海を越えて帰ってきて、歩いて町へもどってくる」姿を示すという大切なメッセージだったのだそうだ。

そう考えると感動的です。夢を抱いて海をわたった少年たちが、夢を実現させ、輝かしいキャリアを背負って故郷に歩いて帰ってくるわけですね。

エドワーズ氏の希望は、ビー・ジーズが「肩で風を切って歩いている」という雰囲気を表現することだったそうですが、なるほど、たしかにあのビデオの彼らの足取りはそんな感じです。

マン島ダグラスのビー・ジーズ像と作者のエドワーズ氏(BBCの記事より

いちばん難しかったのは、メンバー一人ひとりの「とても個性的な髪」の表現だという。

「彫刻で表現するのはとても楽しい。動きや、音楽から感じ取れる魂のようなものもとらえることができるから。

彼らの中に流れるものを感じ取ってもらえるようにしたかった。彼らは時を超えて歩いている。リズムにのって歩いている。ビー・ジーズが帰ってきたんです」

関係者の話では、マン島ゆかりの有名人ジョージ・フォーンビー(コメディアン、俳優、シンガーソング・ライター)やノーマン・ウィズダム(コメディアン、俳優、シンガー・ソングライター)の像がすでにあり、何万人もの観光客が像と並んで写真におさまるという人気の撮影スポットになっているそうですが、ビー・ジーズ像への関心はまた格別であろうということです。

前にも書いたかと思いますが、「ジョージ・フォーンビー」と聞いて「あっ」と思った人はビー・ジーズ検定上級者(そんな検定があればの話)! 日本ではあまり知られていない彼ですが、ビー・ジーズが二度目の来日を果たした際の東京で行われた記者会見に何度も名前が登場しました。ロビンが「ジョージ・フォアマン」(ボクサー)の名前を取り違える、というギャグだったのですが、バリーが小声で「フォアマンだよ」と訂正しても、ロビンはしつこく「フォーンビー」と連呼する、というパターン。

この同じパターンのギャグ(名前の取り違え)は当時彼らが司会をした『ミッドナイト・スペシャル』でもやっていましたね。記者会見で「ジョージ・フォアマン」の名前が飛び出したのでアドリブでこのギャグになったのでしょうが、バリー(二枚目の訂正役)とロビン(ちょっとマヌケでKYな弟役)のコンビネーションがみごとでした。

この記事を見るとモーリスもジョージ・フォーンビーの歌をうたっていたそうです。歌うコメディアンで同郷だし、ギブ兄弟のお気に入りだったのでしょう。

マン島にはロビンとモーリスが生まれ、ロビンの没後に発表された最後のソロアルバムのタイトルともなったセント・キャサリン通りの家にもビー・ジーズを記念するブルー・プラークが掲げられています。2013年に除幕式が行われました。(英文記事はこちら

マン島生まれのギブ三兄弟(BBC同記事より)

写真だけを見た印象ですが、今回の作品は、ブリスベーン(オーストラリア)のBee Gees Wayにある彼らの像よりも似ている気がします。ひとつには超有名なポーズ(あのビデオ!)がもとになっているせいかもしれません。

特にモーリスが似ているように思いますがいかがですか。よくハンサムな人のことを「彫刻のよう」だといいますが、実物が超ハンサムなバリーはあまり似てないかもーーというより、正面からの写真(上)より、作者のエドワーズ氏と一緒の少し斜めから見た写真の方が似て見えるような気がします。ということは、やっぱり現地に行って、いろんな角度から立体的に鑑賞しないと、この像が伝えている雰囲気はわからないのかもしれません。ロビンは、顔の造作ひとつひとつの特徴は丁寧に表現されている印象ですが、なぜか(個人的には)全体としては似てない気がします。皆さんの感想はいかがですか。

同じ作者によるというビートルズ像はこちらで見られますが、動きの表現に優れたアーティストなのでしょうね。海を越えて故郷へと歩いて帰るビー・ジーズ、いいなあ…(じーん)。

(アマデウス)

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