ビー・ジーズ、オーストラリアの巨大プールの思い出

ABCネットのサイトより、若き日のビー・ジーズ

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若き日のビー・ジーズは…やっぱり普通の男の子たちだったというお話。

オーストラリアのABCネットの記事(オンライン版2019年9月14日付)が当時の模様を伝えています。この記事自体はビー・ジーズに関するものではなく、彼らが少年時代を過ごしたクイーンズランド南東部にあるヘリドン鉱泉の歴史を伝えるもの。ヘリドンには自然の鉱水を利用した巨大プールがあり、そこが保養地・観光地としてにぎわっていたのだそうです。

「当時のプールは巨大だった」という現地の人の発言が引用されていますが、なんと3,400平方メートルで、底が見えないぐらいの深さだったとか。海まで行かずに気軽に疑似海水浴が楽しめるリゾートとして60年代には家族連れの人気を集めたそうです。

トップの写真でビー・ジーズのバックに「腕が写っている」ドラマーの方はゼラーさんと言って、記事中に登場しており、「当時はいろいろなアーティストがエンターテインメントを提供していた」と回顧しています。ゼラーさんもバンドを組んでステージに立ち、ゲスト・アーティストのバックをつとめたりしていたのだとか。アーティストたちも演奏していない時は巨大プールで泳いでいたそうです。もちろん、ビー・ジーズも。

ビー・ジーズは帰英して大スターへの道を歩み出す直前にヘリドンに出演したんです」

面白いのは、地元の方のこんな回想です。

ビー・ジーズもわたしたちとおんなじ、ふつうの子どもでした」とチッパーフィールドさんはいう。「ある日なんか、ロビン・ギブが特にうざかったので、わたし、彼をプールに突き落として憤然とその場を離れたぐらいですもん!」

ロビンは突き落とされたときにステージ衣装(写真みたいなスーツとか)じゃなくて水着だったのだと良いですね。

ヘリドンの鉱水は有名で瓶詰めで売られていたぐらいだそうですが、その後、海水が混入して水質が落ち、巨大プールも持ち主が変わって埋め立てられ、今では宅地化しているということです。家族連れでにぎわった一大観光スポットの面影はもはやありません。Don’t ask me why, but time has passed us by…と歌うバリーの声が聞こえてきそうです。でもヘリドンの歴史には若きビー・ジーズの名前が刻まれているのですね。

{Bee Gees Days}

 

 

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