『小さな恋のメロディ』のマーク・レスターとトレイシー・ハイドから新春メッセージが届きました

「メロディ・フェア」と「若葉のころ」が入ったビー・ジーズのアルバム『オデッサ』を手にしたマークとトレイシー(2022年10月撮影)

マークとトレイシーのふたりからの新春のメッセージが届きました。

Happy 2023! 元気で豊かで平和な一年となりますように。去年はまた日本を訪れることができてとても嬉しかったです。また近いうちに行けますように。愛をこめてx(マーク・レスター)

明けましておめでとうございます。素敵なことがいっぱいで平和な、幸せと喜びの一年になりますように。去年は日本を訪れて本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。みなさんのあたたかな歓迎はいつまでも忘れません。たくさんの愛をこめてxxx (トレイシー・ハイド)

ところで(念のために書くと)今回の2人のメッセージにもついている「xxx」はキスマークです。つまりマークからは1回、トレイシーからは3回のキスが送られていることになります(あ、「Three kisses of love」だ!)。

そういえば、❝映画『小さな恋のメロディ』の冒頭では赤い文字で、Melodyと出ますが、それが最後の場面では”Love Melody xxx”となっているのはなぜですか❞という質問を先日いただきましたが、あれは冒頭のは「Melody」というタイトル。そして最後に出るのは、メロディからの手紙の結びの部分ということになります。だから、「愛をこめてメロディより(キスマーク)」というのが最後の場面のメッセージなのです。

ご存じのように、この映画はイギリスでは当初『S.W.A.L.K.』(つまりSealed With A Loving Kiss)というタイトルでした。ロビンも2005年の日本公演で「若葉のころ」を歌ったときに、映画のタイトルをそう紹介していましたよね。Sealed with a loving kiss、つまり「愛をこめたキスで封をします」という意味で、それがあのラストのLove Melody xxxに反映されているのです。

それからマークとトレイシーのふたりは映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』が日本でヒットし東京ではロングランになったことについても応援メッセージを送ってくれました。

マークからは―

ドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』のヒットのニュースを聞いて嬉しいです。『小さな恋のメロディ』に使われた曲は登場していないけれど、初期ビー・ジーズの曲と関係することができたのはぼくにとって大きな誇りなのです。ビー・ジーズの音楽的天才の素晴らしさが描かれたこの作品をぜひ観ていただきたいです。

トレイシーからはー

ドキュメンタリー『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』が日本で好評だなんて素晴らしい! ビー・ジーズの素晴らしい感動的な物語を新しい世代の音楽ファンにも体験してもらえるんですね。観ていると、ギブ兄弟が体験した栄光と苦悩にすっかり引き込まれてしまい、映画の最後でひとりステージに立つバリーの姿に胸をしめつけられます。『小さな恋のメロディ』のサウンドトラックにビー・ジーズの音楽を使わせてもらえて本当に幸運でした。『メロディ』が愛されているのもあの音楽あってこそだと思います。

まだまだ映画の上映は各地で続きます!

トップの画像は昨年秋のマークとトレイシー来日中に、人物写真の日本における第一人者タカオカ邦彦さんが撮影してくださったものです。ここでは赤いリンゴならぬ赤いジャケットのアルバム『オデッサ』を持ってもらいました。撮影のこぼれ話なども近くご紹介したいと思いますのでお楽しみに!

{Bee Gees Days}

 

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