【2023 年3月】ルル「ビー・ジーズはザ・ビートルズに比肩する存在」

BANG-Showbizが報じたところによれば、今年を最後に歌手としてのツアー活動からは引退すると宣言した元モーリス・ギブ夫人でもある歌手のルル。その彼女がデビュー当時の思い出をふり返る中で、ビートルズとの縁やビー・ジーズへの思いを語りました(bangpremier.com記事より)。

ソングライティングに関してはビー・ジーズはザ・ビートルズに比肩する、とルルは信じています。「シャウト」のヒットで知られるルル。1969年から1973年まで(「レイ・イット・オン・ミー」を歌った)故モーリス・ギブと結婚していたルルの信念は、レガシー、音楽界に及ぼした長年の影響という点で、ビー・ジーズはザ・ビートルズと肩を並べている、というものです。

BBC Radio 2の「The Tracks of My Years」(2024年3月放送)の取材を受けて、ルルは、「ビー・ジーズはザ・ビートルズに比肩すると思う。両グループは対等よ。もちろん、ビー・ジーズはザ・ビートルズに刺激されたわけではあるけど、ビー・ジーズの曲ってすごいんだから。って、もちろん、わたし、ビー・ジーズのひとりと結婚してたんだけどね。

何しろ、彼らの才能っていったら、圧倒的。曲を書く才能、それにレコーディングよ」

また、75歳のルルは、デビュー・シングル「シャウト」をザ・ビートルズがテレビのインタビューで取り上げてくれたおかげで成功できた、と言います。

「ジョン・レノンとポール・マッカートニーには本当に感謝してる。ザ・ビートルズのメンバーの中であのふたりだけが『レディ・ステディ・ゴー』に出演して取材されていたの。通りはガラガラだったわよ。ザ・ビートルズがテレビに出ているっていうんで、みんな家でテレビの前に座ってんだものね。で(司会のキャシー・マッゴーワンが)『今週出たニューシングルで気に入っているのある?』って聞いたの。

そしたらふたりがいったの、『ルルの”シャウト”だよ』って。

今になってますますそう思うようになったけど、あのふたりが私のキャリアをスタートしてくれたのよ。”シャウト”は発売されると同時にチャート入りしたものね。

当時はティーンエージャーだったルルもザ・ビートルズのファンで、お互いにツアーをしているときに、あちこちで顔を合わせるたびにどきどきしたそうです。ジョンが楽屋に招待してくれたときには言葉に表せないような気持になったのが忘れられないそうです。

「彼らがハマースミス・オデオンに出演したので観にいったんだけど、ステージわきに立っていたら楽屋に呼んでもらえたの。

ジョン・レノンが『ルルじゃないか』って言って、ポール・マッカートニーは,ほら、あの髪。当時、わたしはポールの髪が最高って思ってたんだけど、ポールがね、頭から水を浴びてから立ち上がって、髪の毛を振ったの。もう、わたし、死ぬかと思った。わたし、きっともう死んでてここは天国なんだわ、って気持ちだった。

あちらはいろいろと話しかけてくれて、わたしもなんとか話そうとしたんだけど、何の話をしたのかぜんぜん覚えてない。もう天にも昇る心地だったから」

というわけで、後半はザ・ビートルズ・ファンだったという少女時代のルルの初々しいエピソードですが、もうちょっビー・ジーズの話も聞きたかった! それにしてもデビュー当時からパンチが効いた歌唱力で知られた彼女、ステージからの引退は残念ですね。

(トップに貼ったモーリスとルルの結婚式の画像はbangpremier.comより)

{Bee Gees Days}

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