【ザ・ミュージック誌1977年11月号】アンディ・ギブ(とビー・ジーズ)

アンディも「恋のときめき」で日本デビューを果たし、中道系の編集方針だった小学館の音楽雑誌「ザ・ミュージック(The Music)」で取り上げられました。

またたく間に大ヒットとなった「恋のときめき」を聞いてみると、3人の兄貴たちが、洗練されたポップ感覚とここちよいリズム感覚で次々とヒット曲を放っていた頃を思い出してしまう。アンディはやっぱりビージーズのよさをバッチリ受けついでいるのだ。「恋のときめき」を聞いてみれば納得がいくはずだ。

と書かれたこのカラー写真を見ると、ビー・ジーズの当時の微妙な位置づけが感じられます。おそらくこの段階で雑誌を売る側としては、ベイ・シティ・ローラーズなどが大流行していた当時の流れから、若くて「かわいい」アンディの方をメインに押し出したかったのでしょう。ビー・ジーズはいつの間にか少しだけ「過去の人」扱いになっていました。

だけど、「3人の兄貴たちがポップセンスとリズム感覚でヒットを飛ばしていたころ」っていつかというと、たぶん75-76年のことなんじゃないかと思わざるをえません。要するに「1-2年前のことを思い出してしまう」と書いてあるんですよね、ここには。まるですごく以前の話のように。

当時、まだポップスもロックも若く、洋楽ジャーナリズムも若かった。そんななか、20代で10年選手、どのジャンルにもくくりきれないビー・ジーズは扱いに困るグループだったのだろうと思います。

そうこうするうちに時代は「フィーバー」に突入。そうすると急にべた褒めする人もいたけれど、映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』でコールドプレイのクリス・マーティンが言っていたように、「流行っているものをけなすのがかっこいい」と感じて書かれたのであろう酷評もまた登場してきたのでした。

{Bee Gees Days}

 

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