【1979年4月】Oh Boy!誌「ビー・ジーズとアンディ・ギブ―昔と今」

イギリスのティーン雑誌「Oh Boy!」の記事より
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【アンディ・ギブ特集】ビー・ジーズとアンディの「昔と今」を比べたイギリスのアイドル雑誌「Oh Boy!」より……題して「うわあ、今の君は見違えるよ!」

「古いファイルをひっかきまわしていたら、出てきた、出てきた!世紀のびっくり! なんと! ひええ~! 今のような大スターになる前のビー・ジーズと本当に小さかったときの弟アンディ! ほとんどホラーの世界ですが、どうぞ心してご覧くださいね。ただし、大ファンだという方は見ないでね!たぶんショックでファンを止めたくなると思う」というあおり文句で始まる記事なんですが、実はたいしたことありません(ティーン雑誌だからな…)。

以下に記事の内容を簡単にまとめてご紹介します。

まず左上はゴーグル・スタイルのロビン。記事にいわく。 

誰だと思う?! いいえ、ケン・ドッド(訳注:出っ歯を売り物にしていたイギリスのコメディアン)じゃあーりません。なんと、有名になる前のロビンはすごい歯並びだったんです。それになんじゃ、このワイヤーリムのゴーグルは。ちょっとひどくなーい?(失礼!)

だけどそれ以上に、なーに、この髪型! お母さんがロビンの頭にヘルメットをかぶせておいて、ロビンのまわりを走り回りながら飛び出している部分の髪をはさみでじょきじょきやった結果みたいだよね!

ヒットが何枚か出ただけで、このちがいはなんでしょ! ロビンは前歯を新調、コンタクトを買って、よく切れるハサミも買ったんですね!

うーん、まあね、ティーン雑誌ですからね。大げさに書いてありますが、実は雑誌社のファイルにあったぐらいですし、この「ヒット前」と書かれている時代のビー・ジーズは実はもうすでにスター。ゴーグルのロビンは1967年、すでにイギリスに渡ってヒットを連発していたころです。

バリーが当時を振り返ったインタビューで、「当時は奇抜なファッションが流行っていたから、ロビンが1週間ぐらいゴーグルをつけてたこともある」といった時代の写真ですね。髪型だって当時の基準では別に変ではなく、わりとこざっぱりしたマッシュルームだと思うぞ。

67~68年当時、この同じ髪型(服装)のロビンがティーン雑誌のセンターフォールドにも登場していましたよね。(センターフォールドはアイドル雑誌などの真ん中の見開き2ページのカラー。ここに載るというのは、トップアイドルの証でもあります! 当時、ビー・ジーズはグループとしてのみならず、バリー、ロビン、モーリスのそれぞれが単独でもよくこのセンターフォールドに登場していました)

左下の家族写真

いえいえ、売れなかったビー・ジーズが腹話術芸に走ったというわけではありません。この写真ではギブ・パパも一緒。パパ、ハンサムね! 息子たちを愛するあまり、こんなに大きくなった息子を膝にのせてます!
だけど、モーリスが着てるカフタンを見て! デミス・ルソスもびっくり。

デミス・ルソスはもともとギリシアのアフロディティス・チャイルドというグループにいたボーカリストです。ヒット曲「雨と涙」を歌った人で、当時、むせび泣くような高音がビー・ジーズと比較されたこともありました。しかし知らなかったけど、彼はカフタンを愛用していて、「意外にもカフタンを着てセクシー・アイドルと呼ばれた男」として知られているのだそうです。

でもモーリスの服装も、60年代末のファッションではごく普通。10年後のティーン誌では奇異に見えたのでしょうな。時代は変わる(ゲスト―ボブ・ディラン)。

右上の写真(アンディとバリー)

はいはい。大きい方がバリーです。それは間違いないけど、バリーの髪型は間違いとしかいいようがない。だけど、ここでギターの練習をしてるみたいなそばかすのちびちゃんは誰? うっそー……ほんとに~?? そうです、アンディです。このかわいい7歳の男の子が成長してあんなにセクシーな男性になるとは!

え~、この時代のバリーの髪型については拙者も「間違いだった」と思うのですが、どうでしょ?
それからこれは69年の写真だから当然ながらアンディは7歳ではありえません。11歳にはなっていたはず。

右下の家族写真

題して「チーズといってね!」
おひげのモーリス、ヒッピー風ロン毛のロビン……それにギブ・パパもかつらだね、こりゃ。

バリー・ギブいわく、「我が家の男性陣は、ぼく以外の全員が、ある年齢になるとツルツルに禿げた」(2016年のインタビュー)。

ロビンはこのあと、さらに髪が長くなっていって、マネージャーから「そのみっともない髪を切れ」と言われるまでに。世に言う、「ロビン・ギブ長髪の乱」(?)が始まります。しかし、こうやって並ぶと、バリーがお父さん似、ロビンがお母さん似なのがよくわかりますね。モーリスは両方の良いところが似てるかも。

結論

どうです、誰だかわからないぐらいだったでしょ。「すごーく、変わったよね」と言うしかない。でも、変わって良かったよね~。

いや、そうは思わん。どっち(で)も良かったですよね!

しかしアンディの特集をやろうと決心して、古いファイル帳を整理しながらご紹介する記事を探していると、なんだか鬱になりそうです。悲しい記事ばかりが目につきます。そんななかで、こういう馬鹿らしい記事があると、ある意味、ほっとするのでした。

【Oh Boy!誌1979年4月14日号より】

{Bee Gees Days}

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