お誕生日おめでとう、ロビン&モーリス・ギブ!

お誕生日おめでとう、ロビン&モーリス・ギブ! 今ごろ、ふたりそろって74歳の誕生日を祝っているのでしょうか。

トップの写真は1978年(だったと思う)の米Teen Beat誌より。1976年の全米ツアー(ライヴアルバム”Here At Last”が録音されたChildren of the Worldツアーです)で、ニューヨーク市長邸で開催されたパーティでのふたりです。このツアーでは珍しくロビンがひげをたくわえており、「やっぱりモーリスと似てる!」と話題になったりしましたね。

ちょうどふたりの誕生日を祝うようにケネディ・センター名誉賞関連で、CBSモーニングにはバリーのインタビューが登場しました。

聴き手はCBS記者のアンソニー・メイソンで、これまでにもバリーに取材した経験があるので、質問も的を得ていて、10分に満たないインタビューですが、なかなか中身の濃いものになっています。軽い調子でジョークを飛ばすバリーが見られるのも嬉しいですが、中でも、グループ内の軋轢についてと最近の心境についての発言が印象的でしたので、近く全体をご紹介したいと思います。

特に「2年前に気づきがあった」という発言には、コロナ禍で内省的になったせいなのだろうか、と考えさせられたりしました。

ケネディ・センターのイベントでのマイケル・ブーブレの発言にもありましたが、今年は研究書も出たし、ビー・ジーズの詩について語る人が増えてきたのも、とても嬉しい傾向です。

ロビンとモーリスのふたりについては、「ロビンは内向的だけど、ぼくが知っているもっともユーモアのあるやつでした。ノッテいるときの彼は本当におかしかった!モーリスは外交的で明るかった」。

たしかに、ロビンは前にも書いたかもしれませんが、「間(ま)」の取り方が抜群にうまいというか、なんでもないことを彼がいうとすごーくおかしかったのを覚えています。

あるとき、一緒にエレベーターに乗っていて、ロビンがボタンを押したけれどエレベーターが動かなかったのです。ロビンは「あれ?」という顔をして、何度かボタンを押したのですが、ふと気づくと当方が「ドアを開けておく」というボタンに寄りかかっていたのでした(ありゃー)。するとロビンはちょっと意地悪そうな声で、「おまえか!」(So it was you!)と言ったのです。字で書くと面白くもなんともないと思うのですが、そのタイミングとかが何しろすごくおかしくて、いまだに思い出して笑ってしまうことがあります。

モーリスはいつも明るくやさしかったですが、彼と初めて出会って話したのが、最初の結婚のルル夫人と別居したころだったせいか、いつもジョークを飛ばしているのに横顔がすごく寂しげだった印象が強く残っています。

12月がこんなに寂しい思い出の月になってしまうとは、昔は思いもしませんでした…。

{Bee Gees Days}

 

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