あれから12年―モーリス・ギブのために

モーリス・ギブ(1970)

この心は信じない
君が行ってしまったと
本当だ 本当なのだと
自分に言い聞かせている
君が望むというのなら
どんなことにも耐えてみせる
でも君を忘れることだけは
できない
どうしてもできない

―ビージーズ「想い出を胸に」より

あれから12年。この写真はソロ時代にミュージカル『Sing A Rude Song』出演を控えてトレードマークの髭を剃り落したときのショットです。シングル『レイルロード』の日本盤ジャケットもこのころの写真ですね。

当時の写真を見たロビンいわく、「モーリスは大人になってからはいつも髭をたくわえていたので、髭なしの彼の写真を見るとちょっと不思議な感じがする」。

ロビンの色つきのメガネについては「世の中に対する防壁になっているんじゃないか」と書かれたりしたことがありますが、珍しく髭のないモーリスはなんだかいっそうやさしさが際立つ気がしますね。髭やサングラスはモーリスにとってもある種の”防護”だったのかもしれません。

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