あれから15年―モーリス・ギブを思って

まだ少年の面影があるモーリス
(Flip誌1968年5月号より)

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あれからもう15年…。

「これからの一生を ぼくは/
思い出しながら生きていく…」
(ビー・ジーズ「Remembering」より)

2003年1月12日(日本時間13日)にモーリスがマイアミの病院で急逝したあと、バリーとロビンは結局はチャリティのためや特別なイベントなどのために一時的に“再結成”することはあっても、二度とふたたび恒久的な形でグループ活動を再開することはありませんでした。

この1年を振り返ると、2017年4月には、英米での映画『サタデー・ナイト・フィーバー』公開とサントラ発売の40周年を記念して、グラミー賞関連の特別トリビュート番組がアメリカで放送され、6月にはバリーがグラストンベリー音楽祭のレジェンド枠に登場して大きな話題を呼び、12月にはバリーが「音楽とチャリティへの貢献」からサーの称号を授けられました。

また、特筆すべきは、ミュージシャンとして活躍するモーリスの愛娘サマンサ・ギブが中心となってビー・ジーズ第二世代のアーティストたちが結集したトリビュート・プロジェクトGibb Collectiveによるアルバム 『Please Don’t Turn Out the Lights』(購入はこちらのリンク)です。1972年のアルバム『To Whom It May Concern』に収められた曲「灯を消さないで」は、まさにそのタイトル通り、ビー・ジーズという伝統、レガシーの灯を受け継いでいこうという決意の表明にも聞こえます。

今年も美しく灯が輝き続けていますように。

「モーリスはちょっと旅行に出ているだけです。きっとまたすぐに帰ってきます」(ロビン・ギブ)

{Bee Gees Days}

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