【1968年】日本❝最古❞のビー・ジーズのソングブック

 

1968年刊の『ビー・ジーズ・ヒット曲集』

『ビー・ジーズ・ヒット曲集』(1968年刊)

たまたま、最近、何人かの方と日本で発売されたビー・ジーズのソングブックについてやり取りする機会がありました。

たぶん一番古いのが雑誌Music Lifeなどで知られる新興楽譜出版社から68年の夏ごろ出たこの本ではないかと思います。発行者はAberback Tokyo K.K. 全48ページ。

収録曲は、この段階で日本で出ていた二枚のアルバム『ファースト』と『ホリゾンタル』の曲から。

ワールド
星空のマサチューセッツ
ワーズ
ロイヤル・アカデミー・マーツのクレイズ・フィントン
ラブ・サムボディ
ニューヨーク炭坑の悲劇
ホリデイ
ハリー・ブラフ
レモンは忘れない
そして太陽は輝く
リアリイ・アンド・シンシアリイ
バーディは云う
瞳に太陽を
デイ・タイム・ガール
アーネスト・オブ・ビーング・ジョージ
変化は起こった
ホリゾンタル
シンキング・シップス

「マサチューセッツ」がカバー・バージョンに使われていた「星空のマサチューセッツ」というタイトルになっていたりするのもちょっとご愛敬ですが、さて、本に印刷されている形に忠実に打ったこの18曲の曲名、どのぐらい間違っているかわかりますか? 「アカデミー・アーツ」が「アカデミー・マーツ」になっていたりするのはかわいいけど笑えます。

当時の出版物は意外といい加減だったんだなあと感じます。

ちなみに新興出版といえばMusic Lifeですから、当時、この本はMusic Lifeにもよく広告が掲載されていました。でも近くの楽器店や書店では売っていなかったので、新興出版に切手を送って、いまでいう「通販」購入しました。何しろ子どもでお小遣いも限られていましたが、この場合、切手代用が許されていたので、お年玉付き年賀はがきか何かで当たった切手を使えて嬉しかった記憶があります。で、その価格がなんと250円なんです。ああ、もう1冊買っておけばよかった。(公開じゃなくて後悔先に立たず)

中には「ワールド」の販促の時などの五人組ビー・ジーズの白黒写真などが何枚か掲載されています。表紙のカラー写真はおそらく彼らのマネージャーであるロバート・スティグウッドがオフィスを構えていたロンドンのブルック・ストリート界隈で撮影されたものでしょう。

その後、72年の来日前後に何冊か出たソングブックは、今も古書として出回っているのをあちこちでよく見かけますが、これは古いせいか、あまり売れなかったのか(250円なのに!)、あまり見かけませんから、けっこう希少なのかもしれません。

昔、ビー・ジーズのカバーバンドであるスピックス・アンド・スペックスか、その兄貴分のビーズの練習風景を見せてもらったときに、たしかボロボロになったこの楽譜集が使われていて、「さすがだなあ」と思ったのを覚えています。

ついでに書くとイギリスで出たソングブックで現在の時点で比較的入手しにくいもののひとつは60年代末ごろに出た『The Fabulous Bee Gees』ではないかと思います。これについても近くご紹介します。これは当時、イギリスの出版社か書店に英語で手紙を書いて、郵便局から国際郵便為替というのを組んで送金して、航空便は高いから、たぶん船便で送ってもらったという記憶があります。今はインターネットでワンクリックで買えますが、当時は外国から物を買うのはそれなりに大変だったんですよ~。

{Bee Gees Days}

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