ロヒータスwithスピックス&スペックス(7月17 日)

2011年7月17日(日)、予定より10分ほど遅れて午後6時過ぎに始まったロヒータスwithスピックス&スペックスのステージ。既報の通り、ビージーズの直筆サイン入りCDに釣られて(?)はるばる来てくださったファンの方もおり、楽しい期待に満ちて幕を開けました。

 演奏曲目は次の通りです。

Had A Lot of Love Last Night
You Should Be Dancing
Alone
Massachusetts
To Love Somebody
I’ve Gotta Get A Message To You
Words
Spicks and Specks
In The Morning (Morning of My Life)
First of May
Melody Fair
How Deep Is Your Love
Too Much Heaven
Nights on Broadway
New York Mining Disaster 1941
Run To Me
The Way It Was
Road to Alaska
Come on Over
Don’t Forget To Remember
I Started A Joke
Down The Road
Tragedy
Stayin’ Alive (encore)
Night Fever (encore)
You Should Be Dancing (encore)

すごい! とにかくこれだけの曲目を生で聴けるチャンスはめったにありません。しかもロヒータスもSP2も何十年来のビージーズ・ファン。ビージーズへの愛情があふれる文字通りクオリティの高いトリビュートになりました。

個人的には、意外な選曲でもあった『Children of the World』からの「The Way It Was」のロヒータスのボーカルと、初めて挑戦したというFever時代の曲を演奏するSP2の堂々たるパフォーマンスに特に感銘を受けました。「Run To Me」、「Road To Alaska」、「Down the Road」など、ファンの方それぞれに「よかった~!」という曲があったようです。

バリーからのメッセージビデオは中盤、「Nights on Broadway」のあとに、スピックス&スペックスのリーダーShimaさんの紹介で上映されました。ステージ配置の関係で字幕が見えにくかったのは残念ですが、バリーの声が会場に流れただけで、空気の色が変わるような気がしました。

ひそかに(?)ファンが多いShimaさんの脱力系トークはこの夜も絶好調。(でもいつもより少し少な目だったでしょうか…もっと話してほしかったですね) 観客の楽しい笑いを誘っていました。「あれは地ですか?」とご本人に聞いたところ、「地だという人もいるが、自分では信じたくない」そうです。

約2時間のステージは本当にあっという間。実は一度もビージーズの生のステージは見たことがないというロヒータスですが、「ビデオなどで研究しつくした」というだけあって、さすがの安定感。SP2は新しいレパートリーに挑戦したこともあって、独特の初々しさを漂わせていました。同時に、ビッグスターでありながら、変わらぬ初々しさと安定感、高い技術を併せ持った稀有のバンドだったビージーズのことをしみじみ思わされた夜でもありました。なぜか帰り道、モーリスがもういないことがしきりと思われてしまいました。

ロビンのメッセージが間に合わなかったのは残念ですが、震災からの復興はまだまだ長い道のり。これからも「日はまた昇る」というバリーの言葉のように、ビージーズの音楽を通じて元気を発信する活動があれば応援していきたいと思います。チラシにも書いたように、また似たような機会にバリーとロビンふたりのメッセージをご紹介できればと願っています。

これもコンサートの前に間に合わなかった(サイトのテクニカルトラブルがほんとに残念です)ロヒータスwithスピックス&スペックスのメンバーとの”一問一答”も近くご紹介しますね。ロヒータスはアルバムでは”Living Eyes"が一番好きなのだそうです。

なおステージの模様は近くSpicks & SpecksまたはロヒータスのYouTubeチャンネルで紹介される予定だそうです。Bee Geesの曲をサルサ風にアレンジしたロヒータスの"Bee Geesサルサミックス”は8月10日に配信開始、その後CDも販売されるそうですので、ロヒータスのサイトも要チェック!です。

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