『サタデー・ナイト・フィーバー』日本上陸40周年に合わせてビー・ジーズ関連盤が続々と発売されます
サイト開設以来、こんなに長く更新できなかったのは初めてではないかと思います。諸般の事情で実に2ヶ月近くお休みしてしまい、心配した方がたからご連絡をいただいてしまいました。ありがとうございました<(_ _)>
とっても久しぶりの更新は、そう、7月に迫った映画『サタデー・ナイト・フィーバー』日本公開40周年に伴う記念盤発売のニュースです。もうとっくにご存じのニュースとは思いますが…改めて更新が遅くなってすみません。
実はユニバーサル ミュージック ジャパンからのご依頼で、この記念盤の資料作りをお手伝いしており、「やはり間に合わせたい」とそちらの作業を最優先していました。自分の仕事の方も忙しい時期でもあり、睡眠時間の確保もままならない2ヶ月でした。
ビー・ジーズ=(イコール)ディスコという見方には、はっきりいってまったく賛成ではありませんが、このサウンドトラック・アルバムが、このアルバムに入っているビー・ジーズの曲が、彼らの代表作であること、彼らの最良の部分に属することは紛れもない事実ですので、少しでも良い形で発表するお手伝いができるなら、やっぱりできるかぎりのことをしたかったのです。
発売は7月11日。今回『サタデー・ナイト・フィーバー』の関連で発売されるサウンドトラックの記念盤は2種類あります。
● ブルーレイ・ディスク付きの限定盤(UICY-78822)『サタデー・ナイト・フィーバー40周年記念盤-オリジナル・ムービー・サウンドトラック-(Blu-ray Disc付)』
以下の説明はユニバーサル ジャパンのサイトより
ディスコ映画の金字塔『サタデー・ナイト・フィーバー』の日本上陸40周年を記念して、映画本編のBlu-Rayとサウンドトラック盤SHM-CDを紙ジャケにセットした、豪華デラックス・エディションが登場!
●「ステイン・アライヴ」「愛はきらめきの中に」「恋のナイト・フィーバー」など、ビー・ジーズによる必殺のディスコ・チューンを中心に、クール&ザ・ギャング、KC&ザ・サンシャイン・バンド他、シーンを代表するアーティストの楽曲を散りばめたサウンドトラック盤は、当時映画同様の特大ヒットを記録。ビルボード24週連続1位、全世界で4,000万枚のセールスといった驚異的な数字を叩きだし、グラミー賞最優秀アルバム賞も獲得した。
さらに今回は
★初紙ジャケ化
★日本初回盤LPの意匠を再現した帯
★米キャピトル制作2017年マスター採用
★SHM-CD仕様
★米国初回盤LPをミニチュア再現した見開き紙ジャケット+インナースリーヴ×2
★解説/歌詞対訳付
★生産限定盤
● もうひとつはサウンドトラックCDだけの通常盤(UICY-15743)
『サタデー・ナイト・フィーバー - オリジナル・ムービー・サウンドトラック』
さらに今回はタイミングを合わせて同じ7月11日に『ザ・ベリー・ベスト・オブ・アンディ・ギブ』も登場します。
トラック・リストは次の通り―
1. シャドー・ダンシング
2. 恋のときめき
3. 永遠の愛
4. フローウィング・リヴァース
5. 愛をすてないで
6. 愛の面影
7. アフター・ダーク
8. マン・オン・ファイアー
9. アイ・キャント・ヘルプ・イット
10. ディザイアー
11. タイム・イズ・タイム
12. 君にサヨナラ
13. ホエアレヴァー・ユー・アー
14. 夢のほほえみ
15. ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー
アンディにとっての最初のベスト盤として1980年に発売された『アンディ・ギブ・ベスト・ヒッツ』に入っていた10曲に加えて、1枚目のアルバム『恋のときめき(Flowing Rivers)』から「フローウィング・リヴァース」、2枚目のアルバムから「夢のほほえみ」、3枚目のアルバム『アフター・ダーク』から「アイ・キャント・ヘルプ・イット」(オリヴィア・ニュートン・ジョンとのデュエット)と「ホエアレヴァー・ユー・アー」、さらに没後発表されたベスト盤『アンディ・ギブ・グレイテスト・ヒッツ』で初めて発表された1980年代初頭セッションからの「マン・オン・ファイアー」が収められ、彗星のようにポップスの地平に輝いて、今もファンの心に光の尾を引いているアンディのキャリアを俯瞰するコレクションとなっています。
日本盤発売にあたっては、アンディの忘れ形見であるお嬢さんのピータ・ウェバーさんが特に日本のファンのために心のこもったコメントを寄せてくださっています。
その他にも、このタイミングに合わせたのでしょう、ビー・ジーズ関連リリースがいくつかあります。このあたりはそろそろ放送関係の版権が切れてきた(?)ことと関連しているのか、少し前に出た「Storytellers」のように、古いテレビ出演などの音源が発売されはじめました。
まず7月6日発売の『Soundstage 1975』。これはメイン・コース・ツアーのころのテレビ出演の音源でファンの間には広く海賊盤として出回っているものです。
7月13日発売の『RARITIES 1960-1968』は、オーストラリア時代から始まり、渡英後のBBC出演などの音源を集めたもの。これも映像版などが広く出回っていますが、日本語解説付でJASRACの許諾を得ているということなので、音の状態はどの程度なのか等、いろいろと気になりますね。
輸入盤が入手しやすくなったこともあり、現在オリジナル・アルバムの日本盤は皆無というビー・ジーズ。当サイトにも「どうしてベスト盤ばかり出るのですか?」というような悲しいご質問をいただくことが増えました。これではいかん! 今回の『サタデー・ナイト・フィーバー』OSTは扱いは《ヴァリアス・アーティスト》ですがオリジナル・アルバムですので、ぜひとも健闘して今後のリリースにつながってほしいものです。
なお、ご存じのように、ユニバーサル ミュージック ジャパンではこの40周年記念の節目に、《Disco Fever》キャンペーンを展開中です。そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
{Bee Gees Days – 2018年6月}
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