【迎春】2025年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いします

年頭の写真にはどれを使おうかと70年代後半のスクラップを引っ張り出して見ていたのですが、当時は映画『サージャント・ペッパー』の記事がどんどこ出ていたんですね。思わずタイムトリップしてしまいました。

結局、アメリカのティーン雑誌の記事から笑顔の3人の写真を使うことにしました。記事はティーン雑誌の常として毒にも薬にもならない(=あまり内容もない(苦笑))ものですが、まだお正月気分が残るタイミングに楽しく読んでいただくには良いかなと思います。

題して

「お兄さんに持つんだったら、三人のうちのだれがいい?」

つまりアンディ目線(ていうか、ティーン雑誌の読者目線)ですね。

バリー

バリーはビー・ジーズを導く光。ギブ兄弟の長兄で、御年31歳ですが、彼を見るだけで胸が高鳴りますよね。映画スター級のハンサム! バリーはギブ兄弟、特にアンディに大きな影響を与えています。間違いなく、尊敬と憧れの念にどっぷりひたっていい相手です。バリーがお兄さんだったら、こちらの気持を大切にして、励ましてくれるでしょう。ときには頼まないうちにアドバイスをしてくれるかも。誰にもいえないような秘密や心のうちを安心して打ち明けることができる人です。もちろん、バリーは才能にあふれていてイケメンなので、お兄さんに持ったらちょっとライバル意識も感じちゃうかもしれないですけどね。

モーリス

すごーく性格がいいモーリス。ウィットにとんでいて、いたずら好きで、楽しい人。こういうお兄さんがいると、毎日の生活が楽しくなるけど、ある意味大変?かも。モーリスは「自分は自分、ひとはひと」というタイプ。絶対にああしろ、こうしろ、といったりしません。モーリスといると、くつろげて気持ちが楽。ありのままのあなたでいられます。モーリスはいつもあなたの判断を尊重してくれて、たとえモーリスとしては反対であっても、意見を押しつけてきたりはしません。しっかりししていて、ユーモアたっぷりのモーリスは理想的なお兄さんですね。

ロビン

ロビンもユーモアのセンスにあふれています。人前ではものしずかですが、いったん知り合ってしまえば、楽しくてにぎやか。悩みがあったらロビン兄さんに頼りましょう。こちらの話をしっかりと聞いて、アドバイスしてくれるでしょう。「こんなお兄さんがいたらなあ」と夢に見ていたような人、それがロビンです。こちらのすることに積極的につきあってくれます。どこか行きたいところがあれば、一緒についてきてくれるお兄さんです。バリーほどシリアスではなく、モーリスほどお気楽でもないロビン。ロビンみたいなお兄さんがいたら、悩みを打ち明ける親友と一緒に遊べる仲間がいるっていう感じですね。

これは、多分に彼らの当時の「イメージ」を反映した記事である点が面白いかも。あくまで「尊敬するお兄様」的なバリー、楽しいモーリス、その中間のロビン。そう、たぶん、このライターの人はロビンがいちばん書きにくかったんじゃないかと思います。バリーとモーリスのペルソナ(表のイメージ)はわりとわかりやすいので、ロビンは”中間”に設定して書くしかなかったのかも、という印象です。Superteen誌78年10月号より。

今年はリドリー・スコット監督の映画の準備が進んでおり、秋には撮影が開始されると伝えられています。個人的にはいま話題のボブ・ディランの映画『見知らぬ者(Complete Unknown)』もそうなのですが、「ほかの人がディランの真似をしているのを見るより、その時代のディランのドキュメンタリーを観たい」(”Don’t Look Back”とか)と思うので、誰かがビー・ジーズの真似をしているのを心から観たいとは実は思っていませんです。(これを言っちゃあおしまいか…)ただ、これがビー・ジーズのキャリアに本格的に光をあてる機会になりますように、と心から願っています。そういう意味では、前哨戦として、すぐれたドキュメンタリーである『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』をきちんと劇場公開してもらえた日本のファンは幸せ者だと思いますし、今年もなんとか劇場での再映を目指したいと思っています。

それにもちろん、ビー・ジーズに負けないくらい❝変人のイギリス人❞であると伝えられるスコット監督の切り口にも大いに期待しています。

ともあれ、今年が皆様にとって穏やかで充実した一年でありますように。今年も読んでいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

{Bee Gees Days}

 

 

 

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