55年前の今週、アルバム『ビー・ジーズ・ファースト』全米発売
オーストラリアでレコード・デビューしたビー・ジーズにとって通算3枚目、帰英後としては初のアルバムとなり、国際デビュー・アルバムともなった『ザ・ビー・ジーズ ファースト』は、英国では1967年7月14日にPolydorから、アメリカでは55年前の8月9日にAtcoから発売されています。とうわけで、今週は『Bee Gees’ 1st』の全米発売55周年ということになります。
日本発売は1968年2月。海のものとも山のものとも知れないグループだったので、欧米である程度の実績をあげるまでは発売が見送られていたのでしょうか。インターネットなんて夢のまた夢だった当時、情報や音源が伝わるのにはとても時間がかかっていました。
トップの画像は、’68年1月に日本発売されたシングル「マサチューセッツ」が日本でも売れ始めたころに日本の音楽誌(たぶんMusic Life)に掲載された「マサチューセッツ」と『ザ・ビー・ジーズ ファースト』のフルページ広告です。
同じころのMusic Life誌のアルバム紹介欄には、このように紹介されています。
待望のビー・ジーズの初LP。「マサチューセッツ」のヒットのさ中に発売され、全世界でベスト・セラーとなったものです。原アルバムのジャケットは、おなじみのクラウス・ボーマンですが、日本発売のLPは違っています。
すべてがキブ兄弟のオリジナルといいますから、大変な才能の持ち主であることは確かです。何しろ「ニューヨーク炭坑」「ホリデイ」「ラブ・サムボディ」と札つきのヒット曲がバッチリ収められているのですから、買わなければ損と言うもの、天下一品と言われる。美しい声のハーモニーを、とくとお楽しみ下さい。グラモフォン SLPM-1379
ギブ兄弟がキブ兄弟だったり、句読点が変だったり、いろいろと間違いが多いのもご愛敬です。
ビートルズの『リボルバー』のジャケット画を描いたことでも知られるミュージシャン/アーティストのクラウス・フォアマン(英語読みはヴーアマン)はこのころはまだ表記が定着しておらず、ボーマン、ブアマンなど、いろいろに書かれておりました。
{Bee Gees Days}
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