【1968年5月】Music Life誌「ビー・ジーズからすごいオミヤゲ!」
1968年春(おそらく5月号)のミュージック・ライフ誌より。
前にも書きましたが子どものころは切り抜きの典拠を書いておく習慣がなかったために何月号だかはっきりわからないのです😢。しかもこのころはまだいつも自分で雑誌を買っていたわけではなく、音楽誌を買っていた友だちにもらった切り抜きだと思います。写真もコリンが切れていることを思うと、もっと長い記事(当時のMusic Life誌編集長だった星加ルミ子さんのロンドン取材記)の一部のようですが、内容的に掲載誌はおそらく1968年5月号と思われます。
以下に記事をご紹介します。68年春、デイヴ・ディー(以下略(笑))のグループやグレープフルーツ、ファウンデーションズなどと一緒に全英ツアーをしていた当時のビー・ジーズの状況が浮かんできます。
またビー・ジーズは折から全英主要都市のコンサートにまわっている最中で、今やロンドンのトップ・スターの座は完全にビー・ジーズがにぎっているそうです。それでも四月九日にロンドンに立ち寄る日にはビー・ジーズのオーナー、ロバート・スティグウッド氏の事務所で独占インタビューを行うとのこと。この詳細は残念ながら今月号には間に合わないので、来月号で詳しくレポートを掲載いたします。ビー・ジーズのイギリスに於ける人気は爆発的で、今やビー・ジーズに会うということはビートルズに会うのと同じ位にむずかしいことだそうです。プレス・ピープルすら取材はおことわりというありさまで、星加編集長は昨年九月、長谷部カメラマンとインタビューをしているので特にミュージック・ライフのためも会見時間がとれたのだそうです。
スティグウッド氏のアイディアで日本公演の時のフィルム撮影の事やコマーシャル・テレビ出演のこと、日本公演をいつ頃行なうかなど、かなり突っ込んだ話をして、日本のファンにすばらしいおみやげを持って帰ってくるそうです。
またビー・ジーズが主演する劇場用映画の日本公開の件や、短編フィルムの特別試写を日本に持ち帰る話もまとまったようです。
星加編集長の帰国は読者の皆さん同様私たち編集部一同も首を長くして待っている所です。
かくして1968年6月号にはビー・ジーズが表紙に登場するわけです。
この時話題になっている日本公演は当然ながら実現せず、彼らが日本の土を踏むのは1972年のことでした。だけどその間わずか4年ほどなのです。それなのに(自分が子どもだったせいだと思うのですが)この4年間はすごく長く、ひとつの時代のように感じられます。
もうひとつ、この告知記事が面白いのは、この時のツアーの日程が記載されていることです。
ところでこの記事を書こうと思って、ファイルから取り出して裏を見てびっくり。裏面はなんと1968年4月2日付のエーメン・コーナーのサインだったんです。後のビー・ジーズ・バンドのメンバーとなるデニス・ブライオンとブルー・ウィーヴァ―のサインも入っていますので、後ほどついでに(と言っては何ですが)ご紹介してしまいます! 当時、エーメン・コーナーは「ベンド・ミー・シェイプ・ミー」がヒット中でしたから、68年春ごろの切り抜きを見るとよく裏にエーメン・コーナーが入っていたのですが、なんと、これもそうでした!
{Bee Gees Days}
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