バリー・ギブ、オリヴィア・ニュートン・ジョンの追悼式に寄せたメッセージ
昨年8月に惜しくも亡くなったオリヴィア・ニュートン・ジョンの公けの追悼式が去る2月26日(日)にメルボルン(オーストラリア)で行われ、バリーもビデオで追悼メッセージを寄せました。
式に際して流されたオリヴィアを惜しむ数々のメッセ―ジは7News(YouTube)に公開されています。バリーは約3分ぐらいのところで登場し、次のように語っています。
初めて会ったときには、お互いに口をきかずにすれ違っただけ。メルボルンの”Go!! Show”に出演していたときのことでした。ぼくたちはビー・ジーズとして、彼女は彼女で出演中だったのです。食堂ですれ違って、「わあ、すごい美人だなあ!」と思ったのを覚えています。そのときはちゃんと会ったわけではなく、きちんと知り合ったのはそれから2-3年経ってから、1967年のことです。すっかり仲良くなり、オリヴィアの親友のパット・キャロルとも友だちになりました。それ以来、ずっと友だちです。彼女と一緒に歌うのはいつもすごく楽しかった。彼女の勇気、何があってもがんばり続けようという意思は本当に素晴らしかった。素晴らしい人でした。どれほどつらかったことか、それなのに決してつらい顔を見せず、いつも元気で溌剌としていて、勇気にあふれていました。あのときも、そしていまも、大好きな人です。美しい人でした。それは今も変わりません。神は彼女の歌声を愛でることでしょう。ぼくにはそれがわかっています。
あらかじめ準備されたスピーチではなく、言いよどんだり、言いかえたりしながら、バリー自身の言葉で語っているのが感じられます。バリー、少しやせたでしょうか。元気な姿を見せてくれて嬉しいです。ロビンやモーリスもいたオーストラリア時代を静かな笑みを浮かべて振り返るバリーの姿は、悲しそうですが、穏やかに見えます。
バリー以外にもドリー・パートン、ニコール・キッドマン、エルトン・ジョン、クリフ・リチャード、マライア・キャリーなどが思いを語りましたが、「30何年も癌と闘ってきたのだから、あともう30何年か、変わらぬ勇気と笑顔で生きていてほしかった」というクリフ・リチャードの言葉も印象的です。
”Go!! Show”というのはオーストラリア(メルボルン)で64年から68年まで放送された音楽番組です。バリーは2013年のMythologyツアーのメルボルン公演で「Go!! Showを覚えているかい?」と呼びかけて観客から熱烈な反応を呼び起こしていました。
{Bee Gees Days}
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