バリー・ギブ、ASAソングライターの殿堂授賞式にオンライン出席
バリー、ロビン&モーリス・ギブがASAオーストラリア・ソングライター協会の殿堂入りしました。シドニーで行われた授賞式には、バリーが3兄弟を代表してマイアミからオンライン”出席”。この様子がYouTubeで公開されています(撮影はキャサリン・ブライト氏)。(ロビンとモーリスは死後受賞ということになります)
3人の過去の映像なども紹介され、バリーの登場は11分40秒あたり。会場からは拍手と歓声が沸き起こっています。
ひさしぶりのバリー、話し方もとても元気そうです! それにやはりうれしそう!
冒頭、こんな質問が飛び出します。
G・ベイカー「83年にマイアミで取材した時に、”あなたは自分自身をどう位置付けていますか?”と聞いたところ、あなたの答えは、”まず第一にビー・ジーズのメンバーであり、まあ、歌手のはしくれであり、何よりもソングライターであると思っています”というものでした。何よりもソングライターであるという気持ちはこれまでもこれからも変わらないのではないかと思いますが、今のあなたにとってソングライティングとは?」
これに対するバリーの答えは:
「(ソングライティングは)は本当に大切です。ただ、年齢を重ねるとエネルギーも低下し、以前のように深く掘り下げるのが難しくなる。いま、ぼくは77歳ですが、この段階では(現役の)アーティストであるというよりは引退しているというのに近く、楽しんでやっています」
というもの。
最初、聴いたときは「現役というよりは引退している」という言い方がちょっとショックだったのですが、そのあとオーストラリア時代の思い出を、彼らの曲をカバーした大勢のアーティストの名前をどんどんあげながら、ある意味でこれまで以上に元気に語り継ぐ姿を見ているうちに、”元気に充電中”という印象になっていきました。
ベイカー氏のインタビューはオーストラリア時代についてが中心であるのはさすがで、バリーの答えで特に印象深かったのは次の2点です。
「オーストラリアを出るにあたって刺激を受けたアーティストはザ・ビートルズとホリーズ」
「ワガワガで書いた”イン・ザ・モーニング(モーニング・オブ・マイ・ライフ)”はサイモンとガーファンクルにインスパイアされた曲です」
いずれ、インタビューの内容を詳しくご紹介したいと思いますが、最近とみに物忘れが激しくなってきた当方から見ると、固有名詞をどんどこ連発しながら語り続けるバリーの元気さと有能ぶりはすごい!
とにもかくにもうれしい受賞。元気そうなバリーの姿もうれしいニュースでした。
なお、「オーストラリアでとっくに殿堂入りしていなかったのはなぜ?」という疑問が当然わきますが、実はこのASAという団体、まだ比較的新しいというのがその理由だそうです。納得!
(Thanks: Katherine Bright/ Facebook.com – katherinebrightmusic)
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