【2020年7月】アレックス・ジェームス(ブラー)、Q誌廃刊に際しロビン・ギブ取材の思い出を語る

Q誌の廃刊に関するザ・サン紙の記事より

イギリスのロック音楽誌Qの廃刊が発表されました。7月28日発売の号を最後に34年のロック・ジャーナリズムの歴史にピリオドが打たれます。オーナーであるBauer Media社がコロナ禍のさなか資金難に陥ったのが原因とされています。

廃刊を機に、同誌のライターとしても活躍したブラーのベーシスト、アレックス・ジェームスザ・サン紙の記事(2020年7月21日付)で、同誌とのかかわりを振り返りました。同誌の企画でロビン・ギブを自宅に訪問取材したときの思い出も語られていますので、その部分をご紹介します。

アレックス・ジェームスのQ誌での初仕事はライターとしてのものだったそうですが、

後でインタビュアーとしての仕事もするようになって、好きなスターに会ったりできた。

「ビー・ジーズのロビン・ギブにインタビューしたくないか?」という依頼は電子メールで来た。「ライオンみたいなやつじゃなくて、禿げててもう亡くなったやつでもなくて、もうひとりのやつだよ」

ロビンを自宅に訪ねて夢のような午後を過ごした。Q誌の仕事だったのでロビンも率直にいろんなことを話してくれた。「ステイン・アライヴ」のドラムループはどうやって作ったかとか、できあがった曲をレコード会社の重役に聴かせたら、首を横に振って、「こんなの、シングルになるかねえ」と言ったとか、サビの部分の「ステイン・アライヴ、ステイン・アライヴ♪」っていうくりかえしを「サタデー・ナイト、サタデー・ナイト…」に変えてくれ、と言われたとか。

ここで話題になっているのは、Q誌の2007年11月号に掲載された「アレックス・ジェームス、ロビン・ギブに会う(Alex James meets…Robin Gibb)」というロビンのカラー写真1ページを含む全3ページの記事です。この記事も近いうちにご紹介したいと思います。

以前にも書いたかと思いますが、このQ誌については、70年代のサブカルチャーを牽引した、一見かなり異なるけれど、実は意外と共通点も多いふたりの大スター、ロビンと元セックスピストルズのジョニー・(ロットン)ライドンの対談企画もあったということで、ロビンの健康問題もあって実現しなかったことがとても悔やまれます。

しかし、「もうひとりのやつ」っていうのはちとひどくはないすかね? ほかに言い方はなかったのか?

{Bee Gees Days}

 

 

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