サマンサ・ギブとカーテルinエジンバラ

「サマンサ・ギブのバンド、初のイギリスツアー」(既報)でもお伝えしたように、モーリスの愛娘サマンサさんがひきいるバンドSamantha Gibb and the Cartelは6月にイギリス縦断コンサートツアーを行いました。

6月12日、エジンバラのVoodoo Roomsに出演した彼らの演奏を見た現地のファンのレポートをお届けします。

会場となったVoodoo Clubに着いたのが午後7時ごろ。バンドのサウンドチェックがちょうど終わるところだったので通路に座って待ちました。バンドメンバーはみんなとても気さくで感じがよく、エジンバラがとても気に入ったなどと話してくれました。マイアミ育ちのギターのラズは、「あとでちょっとしたサプライズがあるよ」と言っていました。前日はメンバー全員、バリー夫人のリンダさんのお友だちであるスー・リンゼイさんのお宅に宿泊したそうです。

コンサート開始前にイボンヌさんとご兄弟のハービーさん、それにリンダさんのお友だちスーさんも到着しました。前座はシェリー・フレイリーという女性歌手とスーさんの息子さんたちが参加しているバンド。続いていよいよSam Gibb and the Cartelがステージに。それはもうこちらの期待さえ遥かに上回る素晴らしさでした。サムは本当に素敵な声で、レコードも良いけれどライブの方がまたさらに良かったです。ラズが言っていた「サプライズ」は借り物のキルトで登場したこと。「スコットランド」風のいでたちで観客から喝さいを浴びていました。

演奏したのは全部で5曲ぐらい。それからアンコールに応えてもう1曲披露してくれました。

残念ながらちょうどワールドカップの最中でもあり、観客数はそれほど多くなかったです。けれどもバンドもサムも全力投球で、最後にはファンのためにサムの好意でTシャツとCDのプレゼントがありました。

コンサートのあとでスーさんとお話ししたところ、ちょうどマイアミにバリーとリンダを訪ねて帰ってきたところだということでした。前夜はバンドを自宅に泊めたところ、朝の4時まで歌ったり演奏したりパーティをしたりで、ほとんど寝ていなかったとか。「サムは本当に素晴らしいので、まだビッグスターでないのが不思議だ」と話したら、サマンサはモーリスの死のショックからようやく立ち直ってまた音楽に向き合えるようになったばかりなのだ、ということでした。 

 
左の写真はハービーさん撮影によるサマンサ・ギブと一緒の筆者とお友だち。

その後、サマンサさんは無事にアメリカに帰国。7月のはじめにはバリー一家も一緒に30歳の誕生日を祝ったということです。

悲しみを乗り越えて、いよいよ本格始動というサマンサさんのこれからの活躍が本当に楽しみですね。

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