「若葉のころ」のビージーズ

今のビージーズが立派に枝葉を茂らせ、豊かに実をつけた美しい大木だとするなら、これはまだ「若葉のころ」のビージーズ。「若葉のころ」に歌われた5月1日にちなんで(1日遅刻したけど…)取り上げてみました。

1960年3月、オーストラリアのテレビに初出演したビージーズの映像です。歌っているのはバリーの自作曲「Time Is Passing By」。バリーは13歳、ロビンとモーリスは10歳でした。

ふたごだったせいで小柄だったというロビンとモーリスはその年齢よりもまた一段と幼く見える気がしますが、バリーもまだ完全に声変わりしていないような…。この段階ですでに三兄弟は一家の生計を担う上で大きな役割を果たしていたといいます。ロビンが後年、「自分たちには子ども時代がなかった」と懐古したのも当然かもしれません。

当時すでにソングライターとして頭角を現しつつあったバリーの「Time Is Passing By」。「時は過ぎ行く」と訳したい、1969年の名曲「若葉のころ(First of May)」を思わせるタイトルですが、内容は「時は過ぎてもぼくにとって愛する人は君ひとり」と、せつなくほろ苦い「若葉のころ」よりずっとストレートなラブソングになっています。

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