アンディ・ギブ「本音トーク」(”16マガジン”1978年6月号)

アンディ・ギブ("16マガジン"1978年6月号より)

 

アンディ・ギブ(

1958年3月5日生れで1988年3月10日に亡くなったアンディ・ギブ。3月はギブ兄弟の末っ子が思い出される月です。今日はアメリカのティーン誌「16マガジン」の1978年6月号に掲載された「アンディ・ギブからあなたへの本音トーク」という記事をご紹介します。

・アルバム『Flowing Rivers』のヒット以来、いろんな人に兄たちに似ていると言われます。人によって、あっちに似ている、いやこっちに似ている、と意見はさまざまで、実はちょっとうんざりもしています。正直いって、ぼくはあまり誰にも似てないと思います!

・世界で一番好きな場所はたぶんマイアミにあるぼくの屋形船! とても大きくて2階があって、1階の居間にはピアノが置いてあるし、ゆっくりとリラックスできるバルコニーもあるんですよ!

・スポーツが大好き。ハンググライダー、スキューバダイビング、モトクロス、スケート、スキー…となんでもやります。危ないことが好きだからだと思います。早くパイロットのライセンスもとりたいです。

・ぼくがビージーズ第4のメンバーになるんじゃないかという人がいますが、あまり嬉しくはありません。ぼくはぼくで自分のキャリアに満足しているし、兄たちは兄たちで自分たちのキャリアに満足しています。それにぼくの歌はどうしたって100%ビージーズって感じには聞こえないと思います。

・オーストラリアでベイシティローラーズの前座をしていたときには、彼らのライバルのひとりに数えられる日が来るなんて夢にも思いませんでした。ローラーズは才能のあるバンドだし、ほんとはライバルなんかじゃありません。あっちはグループだし、ぼくはソロだし、みんなでがんばれているのはいいことだと思います!

・そうそう、バリーとぼくは似ている点がひとつあるんです。ふたりとも膝にあざがあるんですよね。「似てる」話はこのぐらいにしておきましょう!

・この他にいやなのは、この業界にいるだけでドラッグをやっていると思われること。それから「ビージーズの弟ってどんな感じ?」と聞かれるのもいやだなあ。そんなこと言われてもなんて答えたらいいんだか。兄たちは大好きです。たまたまその兄たちがビージーズだったっていうだけなんです。

・ときどき3~4年下積みを経験してから「I Just Want To Be Your Everything」や「Love Is (Thicker Than Water)」でこんな風に成功したかったなあと思います。とにかく何もかもがどんどん起こり過ぎて人生の変化に合わせるのが大変という感じです。もちろん嬉しいことは確かなのですが。

・ぼくが好きなもの…ファンレターをくれるかわいい女の子たち以外では、薔薇、フロリダのマイアミ、あたたかくてのんびりした午後に釣りをすること、ドン・マクリーンの何年か前のヒット「ヴィンセント」、青い色、それから宇宙飛行士の二―ル・アームストロング(月面を歩いた人ですから、ぼくのヒーローなんです)。

 先日ご紹介したステージトークの中でバリーがアンディは「28歳で飛行機の操縦を覚えた」と言っていますから、この記事で話題になっている夢は実現したわけですね。

{Bee Gees Days}

 

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