【新刊紹介】The Complete Story Bee Gees
紹介が遅れましたが4月上旬にアメリカで発売されました。The Complete Storyというシリーズの中のBee Gees篇なのか、ちょっとはっきりしませんが、96ページのA4判ラージ・ソフトカバー。雑誌のくくりに入っているようですが、ムックといって良いのか、美麗な装丁です。
アメリカ国内では雑誌売り場などで広く入手可能なようですが、日本のアマゾンでは扱っていないようなので、アメリカのアマゾンから注文するのが一番早いのではないかと思います。
94ページという長さで、それでもマン島で生まれ、マンチェスターで歌うようになったギブ兄弟の発端から始まって、コンパクトに彼らの歩みを追っています。特筆すべきは紙質の良さ! 表紙の写真のチョイスにはちょっと「うーん…」と思いましたが、裏表紙の写真をはじめとして使用されている写真は数が多く、紙質が良いせいで、とてもきれいです。そういう意味ではファン必携の一冊といえるかもしれません。
内容的にはコンパクトにまとまっている、とは書きましたが、中にはぎょっとするような間違いもあり、個人的には「こんなところ、間違えるなよ~」と思ったのも事実。それからところどころかなり恣意的な描写があり、その辺は評価がわかれるところかと思います。
「なるほどなあ…」と思ったのは、しばしば、「ビー・ジーズの伝記作者」としてDavid Meyerが引用されている点。彼の著作についての当方の評価は当サイトに掲載してある通りですが、あれを主な典拠としたとするとデータ面でのミスはその辺に原因があるのかもしれません。
とにかく紙質が良い! ほぼ全ページにわたってカラー写真が満載! という点ではとてもおすすめの一冊です。
{Bee Gees Days}
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