『グリーンフィールズ』、バリー初の全英ソロ・ナンバーワンに向かって驀進中!
Music Week(オンライン版2021年1月11日付)、ビルボード(同)等の業界紙が一斉に報じていますが、英オフィシャル・チャートの発表によると週半ばの新着集計では、バリーの『グリーンフィールズ』がナンバーワンの売り上げを記録しているということです。この調子でいけば今週末に発表されるトップ40ではアルバム部門のトップに立つことになります。
オフィシャル・チャート(オンライン版2021年1月11日付)のレポートを以下にざっと紹介します。
バリー・ギブが『グリーンフィールズ:ザ・ギブ・ブラザーズ・ソングブックV0l. 1』でソロ・アーティストとしては初の全英ナンバーワンを獲得しそうだ。
ビー・ジーズのレジェンド、バリーは、ふたりの弟たちと一緒に飛ばした名作ヒットの数々をカントリー風に再解釈し、ドリー・パートン、キース・アーバン、オリヴィア・ニュートン・ジョン、ブランディ・カーライル等同分野のビッグネームと共演した新作で、今週のオフィシャル・アルバム・チャート新着分をリードしている。
バリーのソロ・アーティストとしてのこれまでの最高位は2016年の『イン・ザ・ナウ』がオフィシャル・アルバム・チャートで記録した第2位。ビー・ジーズのメンバーとしては、彼は全英シングルでナンバーワンを5回、全英アルバム・チャートではトップ10を16回達成している。
ビー・ジーズの英チャートにおけるシングルとアルバムの記録はこちらのリンクで
『ザ・ギブ・ブラザーズ・ソングブック』と銘打たれているように、これはロビンとモーリスと一緒の活動に対して与えられた栄誉でもあるというのが、さらに嬉しいところです。おりしも今日はモーリスの命日にあたりますので、きっとモーリスとロビンも一緒に喜んでくれているのではないでしょうか。(なんとなく、モーリスが、「おれが最後まで生き残っていたら、おれがナンバーワンになってたんだよな~」と言って、ロビンが、「いや、おれだ!」とか言ってそう…)
ビルボードの報道によれば、週半ばの集計でトップの『グリーンフィールズ:ザ・ギブ・ブラザーズ・ソングブック Vol.1』は売上8,216枚で、2位につけているパッセンジャーのアルバムを2,500枚以上引き離しているということです。行け、その調子だ!
それにしても、ビー・ジーズの曲がこうして愛され続け、時の流れに堪える力を持ち続けていると思うと、胸の奥に灯がともったようです。
【ところで……ビー・ジーズが1973年夏に二度目の来日をしたときに、来日記念盤として『ベスト・オブ・ビー・ジーズ Vol. 2』が発売され、「先着2万枚に限りポスター付き」というプロモーション企画が実施されました。例のミッドナイト・スペシャルの時の写真を使ったポスターです。
当時、「もし発売当日に買いにいってもすでに2万枚売れた後だったらどうしよう」と心配になったそれがしは、発売前に当時のレーベルであったポリドールに問い合わせてもらいました。そうしたら、「だいじょうぶ、2万枚ってすごい数字ですから確実にポスター付きですよ」という答えが(笑)。
これはレコードが一番売れていたといわれる時代の話であり、ビー・ジーズが初来日に続いてもっとも売り上げを誇っていた時期のひとつでもあります。それを考えると、アルバムがほとんど売れなくなっているといわれる今の時代に登場週半ばにしてすでに1万枚近くイギリスで売れているというのは、改めてすごいことだと思えてきます。ふつふつ(<喜びが沸き上がる音です♪)】
{Bee Gees Days}
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