ロビン・ギブ最新電話インタビュー≪2010年9月15日≫
徐々に仕事に復帰しているというロビンが、10月、11月に予定されているオセアニア公演を前にニュージーランドのラジオ局Radio LiveのDJマーカス・ラッシュの電話インタビューに応じました。
インタビューが行われたのは2010年9月15日(イギリス時間9月14日夜)のことですので、ほんとに最新のロビンの声を聞くことができます。
オックスフォードシャーにある自宅のメインルームから話していたというロビンはジョークも交えてとても元気そうですね。体調もすっかり持ち直したということでした。
以下にインタビューの内容を簡単にご紹介します。
Q: YouTubeで見ましたが、1970年に実施されたニュージーランドで初めての野外音楽祭レッドウッドに出演したときには、なかなか大変だったみたいですね。
R: あ~、あれは覚えてますよ。トラウマになりそうなすごい体験でした。人が大勢いたのに警備がちゃんとしていなくて、ものすごい混乱状態でしたね。
Q: 今回のニュージーランドツアーはワールドツアーの一環ですか。
R: いや、いまはぼくたちのライフストーリーをもとにした舞台を作る話もあって、いろいろとやっているところです。ぼく個人は息子のRJと一緒に書いた『タイタニック・レクイエム』をオーケストラとの共演で来月レコーディングすることになっているので、その仕事をしています。幸い、今は好きな仕事を選んでできる立場ですから、好きなことをしています。
Q: じゃ、ツアーに出るのもステージに立つのを楽しんでいるから?
R: そうですね。
Q: 歌うのはロビン・ギブの曲とビージーズの曲ですか?
R: はい。それに他の人に提供した曲も。
Q: じゃ、コンサートに行けば全部が聴けるわけですね。
R: 「全部」プラスアルファ…かな(笑)。
Q: ポインターシスターズも一緒にステージに立つんですか?
R: はい、その予定です。
Q: 今はホームベースはどこなんですか?
R: 今はオックスフォードにある築千年の家から話しています。マイアミにも家があります。
Q: オーストラリアには?
R: 姉がシドニーに住んでいるのでそちらに行ったら会うと思います。母はマイアミにあるぼくの家に住んでいて、もう90にもなるのに飛行機でシドニーに姉たちを訪ねたりしています。
Q: 『タイタニック・レクイエム』はタイタニックの事故100周年がらみですか?
R: 息子と一緒に書いて、作曲とレコーディングの作業は実はいままさにやっている最中です。10月17日に聖歌隊やオーケストラも入れて本格的にやります。
Q: 今風の音ですか、それともトラディショナル?
R: モーツァルト風というかな。現代風の作品ではありますが、モーツァルト風の伝統も踏まえています。ロックオペラとかそういう感じではないです。
Q: 発表の形態は?
R: マーケティングの形態についてはいろいろとありますが、メインは息子とぼくで書いた曲のCDになると思います。
Q: 息子さんもミュージシャンなんですね?
R: そうです。ミュージシャンであり作曲家でもあり、このところ一緒に仕事をしています。
Q: バリーとはビージーズとのこれまでの作品を振り返ってまとめているということでしたが、それもDVDとかCDとかツアーとかの形になるのでしょうか。
R: 『ジャージー・ボーイズ』みたいに映画と舞台になると思います。ニューヨーク、ブロードウェイ、ウェストエンド、それに全世界が対象になります。
何やら『オデッサ』を思わせる『タイタニック・レクイエム』。バリーが『オデッサ』の本格的な上演を希望していたということですが、この『タイタニック・レクイエム』がそれに近いものになるのかもしれませんね。
冒頭でロビンが「トラウマになりそう」と話しているレッドウッド音楽祭の映像はこちら(”Massachusetts”と"I Started A Joke")です。トマトだかなんだかは飛んでくるは、最後には興奮したネーチャンがロビンに飛びつくは、「警備に問題があった」とロビンが語るわけですね。しかし当時のロビンの歯並びもなかなかであります。
ロビンのオセアニア・ツアーの日程は次の通りです。
10月29日 ブリスベーン
10月31日 パース
11月2日 シドニー
11月3日 メルボルン (以上オーストラリア)
11月8日 オークランド
11月10日 ウェリントン
11月12日 クライストチャーチ (以上ニュージーランド)
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