11歳のアンディ・ギブは語る:「大きくなったらバリーみたいになりたい」(1969年)
イギリスのティーン雑誌『Fabulous 208 』(1969年4月19日号)いわく、「バリーの一番のファンは間違いなく11歳の弟アンディでしょう。年齢は10歳も離れているけれど、実はこのふたり、とっても仲良しなんです」。
大好きな兄バリーについて、11歳のアンディはこう語っています。
お兄さんたちの中で一番好きなのがバリーだと思う。すごくやさしくて気前がよくて、家に来るといつも遊んでくれる。欲しいものがあれば、バリーにいうとすぐに買ってくれるよ。バリーってやさしすぎると思う。人を傷つけるのが苦手で、頼まれるとなんでもやってしまうんだよね。
11歳の誕生日には馬を買ってくれたので、ガーラという名前にした。手綱とサドルも買ってくれて、サセックスからの搬入費も出してくれた。
週に2回ぐらい会う。バリーのベントレーでドライブに連れていってくれるんだけど、運転はさせてくれないんだよね! ときどきバリーのフラットにも行って一緒に遊ぶんだ。
バリーはすごくやさしくて気前がよくて、ぼくは大人になったらバリーみたいになりたい。
ところで「兄弟特集」をしていたこの号で、ビージーズとアンディに関する見開き記事は8~9ページにまたがっていましたが、いま見ると裏の10ページにはのちにビージーズ・バンドのひとりとして活躍するブルー・ウィーヴァーがデイヴ・エドマンズやアンディ・フェアウェザーロー(なつかしや~)と一緒に載っています。トップに掲載したアンディとバリーの写真はこの号の表紙ですが、裏表紙はロビンでした。
1967~8年、ビージーズが日本のメディアに登場するようになったころ、バリー、ロビン、モーリスにはレズリーというお姉さんのほかにアンディという兄弟がいるという事実が判明し、ファンの間ではなんとなく「アンディはお兄さん」(レズリーがお姉さんだったから)というイメージがありました。ところが、日本のファンのひとりがバリーにファンレターを書いて質問したところ、「アンディは(当時)10歳です」という返事が来て、みんなでびっくりしたことがありました。
(『Fabulous 208』、1969年4月19日号より)
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