若きビージーズとワガワガ(オーストラリア)の物語

サウンドリリーフのステージでオリヴィアと一緒に「Spicks & Specks」を歌うバリー(2009年3月14日)

活動再開の報が嬉しいバリーですが、今日はバリーが2009年にシドニーで出演したサウンドリリーフがきっかけとなって地元紙(デイリー・アドバタイザー紙2009年4月14日)に掲載された若き日の三兄弟のエピソードをご紹介します。

1966年のこと、当時はまだそれほど有名ではなかったビージーズが移動中にニューサウスウェールズのワガワガで車が故障。修理工場に立ち寄りました。上のリンクの記事中で、右上の写真で紹介されているのが、この工場の経営者だったバーソロミューさんの子どもたちロバートさん、デボラさん、ジュリーさんです。お父さんが「この三人は絶対に有名になるからサインをもらっておきなさい」と言ったんだそうです。(見る目のあるお父さんですね~)

一家はフォルクスワーゲンの修理中に、三兄弟にサンドイッチとお茶をご馳走。車にはビージーズのロゴや飾りが描かれていたそうです。三兄弟は修理代のかわりに新譜だった「スピックス&スペックス」(「アイ・アム・ザ・ワールド」がB面)のシングルを贈ったとか。

息子のロバートさんの思い出の中で、「三人はとても礼儀正しい若者たち」だったそうです。

父と母が三人と長時間話したんですが、父は音楽ファンだったので、あの人たちは絶対に有名になるってピンと来たんですね。

その後、ビージーズが有名になったときに、ああ、あのときに会えてほんとにラッキーだったんだなあと思いました。

デボラさんは三人に会えて大興奮した記憶があるそうです。

パパのお店は家の隣りだったので、パパが家に来て、「いま隣りに来てるからサインをもらっときなさい」って言ったんです。その後、もらったレコードのことも調べました。もちろん、その時のサイン帳はまだとってあります。今ではとっても貴重ですものね。

冒頭に掲げたYouTubeの映像にあるサウンドリリーフのコンサートでバリーがワガワガの帽子をかぶっていたことがきっかけになって、この物語が記事になったそうです。きっと三人はビンボーだったしお腹が空いていたんでしょう。お茶とサンドイッチをご馳走になりながら、心優しい修理屋さんご夫婦と何を話したのでしょうか。ほのぼのとした楽しいエピソードですね。バリーとロビンはまだこの時のことを覚えているかな。

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