バリー&ロビン・ギブから日本へ

大好評のうちに無事に終了したロヒータスwithスピックス&スペックスのコンサート、本当に素晴らしい宵でした。素晴らしい歌唱力で、バラードは切々と胸を打ち、Fever時代の曲では本家のコンサート同様に観客が総立ちで踊る光景が見られました。

みんな「ビージーズのコンサートを再体験できたようだ」と感激していらっしゃいました。バリーとロビンの好意で可能になった直筆サイン入りグッズの販売も大好評で、わざわざ遠方から来てくださった方や何時間も前から並んでくださった方がおり、開場と同時にほぼ売り切れ状態になってしまいました。売り上げにコンサート収益の一部を加えた総額はスピックス&スペックスのマネージャーさんがすでに津波被害にあった千葉県旭市(スピックス&スペックスのホームグラウンド)に届けてくださったということです。みなさん、本当にありがとうございました。

できるだけ近いうちに詳しいライブレポートをお届けしたいと思いますが、「バリーのメッセージの内容を知りたい」といういらっしゃれなかった方たちのご希望がありましたので、とりいそぎ、当日に配布したチラシの内容をここにご紹介します。

 

 

バリー&ロビン・ギブから日本へ ― The Sun Will Rise Again

やさしいバリーのメッセージ

こんにちは、バリー・ギブです。日本のみなさんに心からお見舞いを申し上げます。この三ケ月、どんなにか大変 な思いをされたことでしょう。遠く離れたアメリカにいてさえ目を覆いたくなるような、辛すぎる知らせの数々でした。想像をはるかに超える、決して起こって ほしくない恐ろしい災害でした。

 美しい日本の素晴らしい人々へ、心からの愛を送ります。僕たちの思いは、いつもみなさんとともにあります。僕の家族とビージーズを代表して、そして僕自身の心をこめて、お見舞いの言葉と祈りの思いをお送りします。

 

(英語原文:Hello, I’m Barry Gibb. And I’d like to send my deepest condolences to the people of Japan.  And everything that they have been through in the past three months…it’s just been devastating to watch here in America and not actually being there. Being there must have been impossible to imagine.  It is impossible to imagine. What we saw I don’t think we ever want to experience.  And we love you.  We love your wonderful country, beautiful people.  And we will always be there for you.  So, on behalf of my family and on behalf of the Bee Gees, on behalf of me, we send you our deepest condolences and our deepest prayers.)

暖かいロビンのサポート

また今回の震災に心を痛めて、三月にはいち早くメッセージを送ってくれたロビン。ビージーズの音楽を使った震 災支援のコンサートという企画をとても喜んで応援してくれました。チャリティセールのためにもサインしたCDや写真を何度かに分けて送ってくれました。手 元にアルバムがなかったのでわざわざ取り寄せてサインしてくれたそうです。

ビデオメッセージ もちょうどドキュメンタリーの作業中だったBBCの撮影隊の手を借りてすぐに送ってくれたのですが、これがめったにないような技術上の手違いで再生不可能 なものでした。それを知らせると、今度は快く二度目の撮影をまた申し出てくれたのですが、こちらも撮影隊の手違いで実はメッセージテープの到着が間に合わ なかったという不運が…。

そこで最後の最後まで「ステージの最中に日本への気持ちを生電話で 伝えたい」とまで言ってくれたのですが、結局、時差やロビンのスケジュールの関係でこれも実現しませんでした。バリーお兄ちゃんがその事情を汲んで「ビー ジーズを代表して」と発言してくれた通り、ビージーズのバリーとロビンの気持ちがあって実現したこの企画。ロビンのメッセージ上映が間に合わないのは本当 に残念ですが、次の同じような機会にはぜひふたり分のメッセージをお届けしたいです。

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