映画『小さな恋のメロディ』スバル座でメモリアル上映
10月13日、映画『小さな恋のメロディ』が有楽町スバル座で上映されます。
実はこの10月20日で日比谷/有楽町の老舗映画館スバル座が閉館することになったそうです(涙)。長い歴史のある映画館ですので、「メモリアル上映」と題してスバル座の歴史を飾った数々の名作、人気作が最後に上映されることになりました。トップバッターは『イージー・ライダー』でしたが、『小さな恋のメロディ』もラインアップに入っています。
スバル座の輝き―メモリアル上映(映画natalie)によれば、『小さな恋のメロディ』上映は10月13日(日)11時からです。テレビでも放映されているし、ブルーレイもDVDも出回っていますが、大画面で聴く「メロディ・フェア」や「若葉のころ」は圧倒的ですので、この機会にぜひぜひ!
実は(ご存じの方も多いと思いますが)『小さな恋のメロディ』の東京での初上映館は丸の内にあったニュー東宝シネマ1でした。1971年6月26日封切りです。スバル座で上映されたのは数年後にリバイバルされたとき。
上の新聞記事の切り抜きはその時のものです。このときは劇場窓口で前売り券を買うとポスターがついてきたので、わざわざ電車を乗り継いで買いに行きました。ポスターは折りたたまれたりしていなくて、筒状に丸めたもので、いまだに折らずに持っております(と思います)。が、これが何年だったか思い出せないんだよなあ…。(最近、何でも忘れてしまって…)1974年春のことじゃないかと思うのですが、正確なタイミングを覚えていらっしゃる方は教えてください<(_ _)>。
それにしてもこの惹句のうまいこと! 『小さな恋のメロディ』の宣伝センスは抜群であったと思います。世代間戦争とかいう面を強調せず、ひたすら爽やかにスイートに、このみずみずしい初恋映画のエッセンスを伝えました。
結婚っていっしょにいることでしょ…
やわらかな霧雨けむる墓地
ひとつのリンゴをわけあって
小さな小さな心がふれあった
あ、でもね、りんごをわけあったのは、晴れた若葉輝く墓地でのことです。雨が降ってたのは別の日。でもその別の日の雨の墓地にも「若葉のころ」が流れていましたね。インストゥルメンタル・バージョンで。そしてたしかこの時のポスターの文句は「やわらかな五月の雨がメロディの髪を濡らす」でした。
それになんたって
ほら!
聞えるでしょ…
あのなつかしい
〈メロディ・フェア〉!
爽やかな風にのって
輝く季節が
戻って来た!
とビー・ジーズの曲名を宣伝に使っているのが良いですなあ! この映画の成功とサウンドトラックの魅力は本当に切り離すことができません。
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