【1977年9月】「ニューアイドルーアンディ・ギブ」(月刊セブンティーン1977年9月号)
アンディ・ギブが日本で紹介されはじめたころの小さな記事です。
記事中でアンディ・キブになっているのもご愛嬌。見出しはちゃんと「ギブ」ですが、記事中では二度にわたって「キブ」ですね。校正係りは何をしていた! 前に出ろ!(もちろん冗談ですけど…)
内容的にはたいしたことはありませんが、歴史のひとこまといえるでしょうか。「月刊セブンティーン」誌1977年9月号より。
「ニューアイドル
アンディ・ギブ
甘いコーラスと美しいメロディでファンのおおいビージーズに弟がいたなんて!とおどろくのも当然。
『恋のときめき』でデビューしたアンディ・キブは、ビージーズ兄弟の末っ子なのだ。
1958年生まれの19歳で12歳から4年間、スペインから遠くはなれた孤島で放浪生活を送っていた行動派。
本格的にプロ・ミュージシャンとしての修業をはじめたのは、2年前オーストラリアにわたってからのことでスイートやB.C.R.とも共演もしている。
そしていま兄たちのあたたかい愛情にささえられて、華やかにデビューしたわけだけど、兄ゆずりの魅力的なボーカルではやくも人気は急上昇している。
デビュー曲『恋のときめき』は、アメリカのヒット・チャートの上位にランクされているので、日本でファンが急増するのも確実。
音楽一家に育ったアンディ、ことし後半のポップ界でもっとも期待される新人といえそうだ。
アメリカでは4月に発売されたシングル「恋のときめき」がビルボードのチャートのトップに立ったのは7月最終週。その後、トータルで4週間トップの座に君臨しています。この記事は9月号に掲載されたということは記事が書かれたのはおそらく7月半ばごろ? まだ曲が「上昇中」だったのでしょうが、記事が出たころにはすでに全米チャート1位(ビルボード、キャッシュボックス、レコード・ワールド)になっていたことになります。
なお、アンディが「スペインの孤島で12歳から4年間放浪生活をしていた」というのは、おそらくレコード会社配布のバイオの「行間を読み過ぎた」のでしょう。実際にはアンディはご両親と一緒にスペインのリゾート地として知られるイビサ島に12歳で転居。そのあたりについては本人もインタビューなどで語っています。
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