【2004年】ロビン・ギブとポール・マッカートニー、共同プロジェクトを語る

今になってこういう動画が出てきたのには驚きました!

モーリスの死後、ロビンが取り組んでいた『追悼アルバム』のための企画として、ロビンがポール・マッカートニーと対談した時の動画(2004年10月)です。以下にざっと内容をまとめます。

ロビンが企画していたモーリスの追悼アルバムは、モーリスが単独で作ったり歌ったりした曲ではなく、ビー・ジーズの曲を他のアーティストと共に歌うという企画だったようです。ポール・マッカートニーはモーリスは「素晴らしい人だった」とコメントし、快くこの企画への参加を表明しています。

ロビンがポールとの共演用に提示した曲は、「ニューヨーク炭鉱の悲劇」と「失われた愛の世界(Too Much Heaven)」の2曲だったということですが、ポールが「好きな曲だから」と選んだのは後者でした。この決定にはロビンも嬉しそうです。

ひとつには「Too Much Heaven」はビー・ジーズがUNICEFに寄付した曲なので、この曲の版権使用料や売り上げは助けが必要な子どもたちへの支援のために使われるわけで、それもまたポールの気に入ったようです。

ロビンとポールのこの出会いについては、近くPart 2も公開されるということです。

当時、ポールはアルバム『Chaos and Creation in the Backyard』の仕事をしていましたが、ロビンとポールによる「Too Much Heaven」のバージョンがレコーディングされたのは2004年末のようです。

この垂涎ものの幻のバージョン、ポール自身も気に入っており、「シングルとして発売したい」という話も聞こえてきましたが、「バリーのボーカルも入れたい」というロビンの希望があり、そのまま完成/発表されずに来ました。その後、ロビンが亡くなってからポールがバリーに出会ったときに、この未完成の音源が2人の間で話題になったようで、ポールは「今度ぼくの持っている音源を送るよ」とバリーに話した、と語っています。

リドリー・スコット監督の映画のクランクインも近く、タイミングとしては、ポール、ロビン、バリーによる文字通り幻の「Too Much Heaven」が発表されるなら今かもしれない、という声もありますが、さてどうなるでしょうか。

しかし改めて見ると当時のロビンが痩せていることよ! 2005 年にアジア(&日本!)に来てくれた時にはもう少しだけ体重が戻っていた気がします。ツアー中の方が食欲が出るというロビンは本当に仕事人間だったのでしょうね。

{Bee Gees Days}

 

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