ビー・ジーズ伝記映画のタイトル候補は?


(画像はworldofreel.comの記事より)

リドリー・スコットがビー・ジーズの伝記映画の監督を務めるというニュースはすでにご紹介しましたが、worldofreel.comの関連記事「リドリー・スコット監督の次回作はビー・ジーズの伝記映画(Ridley Scott’s Next Film is the Bee Gees Biopic)」ではタイトル候補は「How Can You Mend A Broken Heart」らしいという噂が報じられています。

どうも最近、ネットでこの情報を見かけるなあと思っていましたが、出所はたぶんこの辺の記事でしょう。この情報、ファンの方は当然「ええっ?」と思われたのではないかと思います。なぜならこれって伝記映画の前哨戦として”ビー・ジーズ初のオフィシャル・ドキュメンタリー映画”として公開されたフランク・マーシャル監督の『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』の原題ですから。

「そんなことあるんかいな?」と思って、念のためにマネージメントに確認したところ、「タイトルはまだ決まっていない」そうです。が、「マーシャル監督のドキュメンタリーと同じタイトルが選ばれることは絶対にないと思う」そうです。そりゃそうだろう、と思いますよね。

ちなみに、ビー・ジーズ自身が自伝的要素が濃いと発言しているこの「How Can You Mend A Broken Heart(邦題「傷心の日々」)という曲、「自作の曲の中で時代を超えて生き残る曲はどれだと思うか?」という質問に対してバリー自身がこの曲を挙げている、というぐらい彼らにとっても意味のある曲のようです。しかし残念ながら日本ではシングルのB面として発売され、全米ナンバーワンになったにもかかわらず、ほとんど話題にもなりませんでした。

これはあちこちで書きましたが、おそらく「バラード路線はもう古い」という発想が根底にあってのレコード会社の判断だったのでしょう。しかしそれにしても、その曲がその後全米ナンバーワンになり、ビー・ジーズを代表する息の長い大ヒットとなり、彼ら初の劇場用オフィシャル・ドキュメンタリーのタイトルにまでなろうとは…初動判断のミスがこんなに長く尾を引く展開も珍しいのではないかと思います。

ところで伝記映画のタイトルはどうなるのか、気になりますね。大ヒットであるだけでなく、ビー・ジーズの息の長いキャリアを象徴するともいえる「ステイン・アライヴ」については、すでに同名の映画があるし……。ワーキング・タイトルであるともいわれた「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」はダンス色が強すぎるような気もします(あくまで個人的な感想です)。

バリーの最新作である『グリーンフィールズ』がヒット曲のタイトルではなく、初期のマイナーな曲の冒頭部分から取られた、ということもあるので、何かの曲のサビから取られるという可能性もあるのかも? そうなると可能性はぐっと広がりますね。何か良いタイトルを思いつかれた方はいらっしゃいますか?

(Thanks : Dick Ashby)

{Bee Gees Days}

 

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