【1989年11月】One For Allツアーのためにオーストラリア入りしたビー・ジーズ
このところビー・ジーズの1989年のオーストラリア公演(One For Allツアー/メルボルン)の映像が何度か放映されて話題を呼んでいるのはうれしいことです。
ビー・ジーズにとっては久々のワールド・ツアーでした。そこで今日は1989年11月、オーストラリアに”帰郷”した彼らの様子を報じる当時の地元紙の記事をご紹介します。
里帰りを満喫するビー・ジーズの面々
昨日、1970年代のスーパーグループ、ビー・ジーズがようや;う15年ぶりにようやくオーストラリアに帰ってきた。
バリー(42歳)、モーリスとロビン(ともに39歳)のギブ三兄弟とその配偶者や子供たちを含む総勢78人の一行は、午前6時15分着の飛行機でシドニーに到着。
「まるで故郷に帰ったような気持だ」、「今回は思い出にふける旅になると思う。1963年に初めてのヒット(訳注 1963年に彼ら初のレコード「Three Kisses of Love/The Battle of the Blue and the Grey」が出ましたが、それがヒットしたという事実はありませんです)を飛ばした国を家族に見せるから」とのこと。
14歳の息子アダム君と一緒に到着したモーリスは、「15年もの間、なんとか帰ってこようとしていたんだよ。”当面はこの仕事があるけど、やっちゃったらオーストラリアに帰ろう”っていつもいつも言ってたんだよね。今回、ようやくそれが実現した」。
バリーによれば、ビー・ジーズはまたオーストラリアに来る予定ありだとか。「2年後にまた来ますよ」。
★ ビー・ジーズの公演予定はーー
11月7日 キャンベラ
9日 アデレード
11日 パース
15、23日 シドニー
17、18日 メルボルン
20日 ブリスベン
(Bronwen Gora)
アンディの死をきっかけに10数年ぶりにワールド・ツアーに乗り出したビー・ジーズ。この段階では本当に2年後の再訪を予定していたようで、続いて訪れた日本でも「2年後に、また」を連発していました。
総勢78名の”大家族旅行”みたいで、楽屋裏は子どもたちが走り回って、スタッフいわく、「幼稚園か小学校みたい」な騒ぎだったそうです。
でも当時はこの10数年がすごく長い時間に感じられ、「すっかり年齢を重ねたビー・ジーズが帰って来た」という印象でしたが、今考えてみると、バリーもこの段階でまだ42歳(の若さ!)だったんですね。
{Bee Gees Days}
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