【Music Life誌1977年9月号】『ビー・ジーズ　グレイテスト・ライヴ』アルバム・レビュー

ミュージック・ライフ誌1977年9月号より、7月発売の『ビー・ジーズ　グレイテスト・ライヴ（Here At Last …Bee Gees…Live）』のアルバム・レビューです。

Here At Last…Live/Bee Gees （RSO,RS-2-3901）

長い期間にわたってコンスタントな活躍と人気を誇るビー・ジーズのニュー・アルバム。そしてこれは彼らにとって初のライヴ・アルバムである。

オープニングの”I’ve Gotta Get A Message To You”からアンコールの”Lonely Days”まで全22曲はそのまま彼らの代表作でしめられており、この世界でいかに活躍してきたかがわかる。それにもまして、彼らのあの素晴らしいステージが再現されており、感動の一枚となっている。また、彼らのステージに察していない人にもこのアルバムを聴いていただければ、その感動を味わってもらえると思う。とにかくこの一枚には、ビー・ジーズのキャリアと実力など、彼らのすべてが凝縮されている。

総じて好意的! 72年と73年の最初の2回の来日では特集記事を組んだり、カラーページでステージを取り上げてくれたりもしたミュージック・ライフ誌なので、当然、ビー・ジーズのライヴを見た／聴いたスタッフが書いていることでしょう。「あの素晴らしいステージ」というあたりにそれがうかがえます。

あと今回改めて読んで感じたのは、ひょっとして9月号のためにこの原稿を書いた段階では編集部の手には日本盤がなかったのかも、ということです。曲名やアルバム・タイトルが全部英語表記なので、そんな気がしただけですが。

紙幅のせいもあるでしょうが、1975年以降の彼らの活動がどういう展開をしていたか、きちんと書いていない点は少し残念…でしょうか。

｛Bee Gees Days｝

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