2023年 - 今年もよろしくお願いします - ❝ビー・ジーズ 歌こそ全て❞

❝トップをきわめたビー・ジーズーーまだまだ頑張ります 歌こそすべて(The Song Is Everything) ❞

2022年は年末(11月25日)に公開されたドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』とそれに伴うビー・ジーズのオリジナル・アルバム20枚の再発売の作業に明け暮れた一年でした。映画は観ていただけましたか? アルバムは買っていただけたでしょうか?

映画はまだまだ東京都内での上映は続き、昨日、新宿武蔵野館での上映が1月19日まで延長されてロングランが確定したばかりです。暮れや新年の休みを利用して観に行った方たちの話では平日でも観客が詰めかけていたそう。パンフレットの売れ行きも好調で、一時は一部の劇場で品切れ状態になっていましたが、もう補充されているはずです。

パンフレットは基本が劇場での販売となるので上映が続く間は通販などはないそうですが、近隣では上映されないのでパンフレットの入手方法がないという方は当サイトのコンタクト欄からご相談ください。

年末に激しく体調を崩してしまい、年明けの更新が遅れましたが、今年もがんばりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

トップの画像はアメリカのティーン雑誌Teen Favorites誌1979年5月号から。特集記事の表紙です。

この5月号、表紙にもビー・ジーズのカラー写真(下)が登場していて「ビー・ジーズ大特集」と銘打たれていますが、ティーン雑誌なので内容はたいしたことはありません。ただ、年頭の記事に使う写真を探していて久しぶりに読み返してみたら、意外と面白い内容だったので、以下に簡単にさわりの部分をご紹介します。まさに「フィーバー」の真っただ中だったアメリカで、彼らがどんな風にとらえられていたのか、その一端がうかがえます。

もうあとは一生遊んで暮らせる身分になったビー・ジーズ、でも音楽業界に入って20年のバリー、モーリス、ロビン・ギブの三人はまだまだ引退する気はありません。

歌こそ全て

スーパースター、スーパーグループ、70年代のビートルズ、ディスコ・ブームの祖。どれもビー・ジーズを語るのに使われてきた表現ですが、ビー・ジーズ本人に自分語りをしてもらうと出てくる言葉はそのどれでもなく、ミュージシャン&ソングライターというふたつだけ。

バリーは一番嫌いなものとして「貧しさ」を挙げたことがありますが、バリーたちギブ兄弟の原動力になっているのは「金儲け」ではありません。ビー・ジーズが「アイ・キャント・ハヴ・ユー」を提供したRSOレコードのレーベル仲間イヴォンヌ・エリマンは、「ビー・ジーズで一番すごいなあと思うのは、彼らが本当に音楽が好きだという、そのことよ」と言っています。

バリー: アコースティック・ギターで曲を書いて、曲が育って思っている通りに出来上がっていくのを見る喜び…そのためにやっているんだ。

ロビン: 大切なのはソングライティングだ。不遇な時代にも曲作りの力があったからやってこれたし、良い曲が書けたんだ。

モーリス: ぼくたちが続けてこられたのはソングライティングのおかげだ。

Teen Favorites誌79年5月号表紙のビー・ジーズ。だけどこの写真、左右反転してますね。なお、これは表紙の一部で、一緒に表紙に登場していたのは、映画『スーパーマン』(今は亡きリストファー・リーヴ)、『宇宙空母ギャラクティカ』、レイフ・ギャレット、そしてKISSでした。時代の雰囲気を感じますね。

だけど、「歌こそ全て」、良いですねえ。キャッチフレーズに使えそう。

一大現象となったフィーバーのただなかで、彼らは78年後半にはすでに「ソングライティング」をメインにしていこうと方向転換を考えていたといわれます。79年の初めに出た上の記事にもそれがうかがえます。

**********

昨年は諸般の事情でほとんどサイトを更新できなかったのですが、今年は更新頻度をあげると同時に、数年前にサイトを引っ越した時に切れたままの画像のリンク等を修復し、時代順に整理してもう少し読みやすくしていきたいと思っています。Again今年もどうぞよろしくお願いします。

{Bee Gees Days}

© 2009 - 2024 Bee Gees Days. 当サイト記事の引用・転載にあたっては出典(リンク)を記載してください。

おすすめ

error: 記事内容は保護されています。