映画『小さな恋のメロディ』54年前の今日、日本初公開
今日6月26日は何の日でしょう? そう、1971年(今から54年前!)に映画『小さな恋のメロディ』が日本で封切られた日です。
トップの画像は当時の新聞(1971年6月17日)からの切り抜きです。こちらの記事でも書いたように、とにかく日本ヘラルドの広報が抜群に冴えていました。
*11歳の爆弾宣言! 愛し合っているから結婚します
ダイヤモンドの原石…とニューズウィーク誌が祝福した
20代のスタッフが作り上げたまったく新しい映画の誕生
”大人はわかってくれない”式の世代の断絶を前面に出すよりも、ひたすら初々しさ、フレッシュさを謳ったこの路線が、何より日本での大ヒットを呼んだのでしょう。その辺は当時映画雑誌『スクリーン』に掲載された映画評論家の荻昌弘さんのレビューが喝破しているので、いつかご紹介したいと思っていたのですが、実はこの記事、『小さな恋のメロディ』関連で数年前に復刻されているので、ご興味がある方はそちらをご覧ください。
”11歳の爆弾宣言”というのが有名な惹句(ジャック・ワイルドだけに……なーんてね)ですが、実はこれ、間違っています。イギリスの雑誌の紹介記事など読んでいるとどうやらこのふたり「11歳じゃなくて12歳という設定」だったらしい。この点は長年の疑問だったので、一度マーク・レスター君(つい、君呼ばわりしてしまう…すまん、すまん)に確認したところ、確かに製作サイドの設定ではふたりは12歳だったそうです。
英国と日本の学校制度の違いはあるものの、日本の小学6年生の感じにいちばん近いかと思います。そういえば、イギリスでの宣伝文句のひとつが、「かつて10歳だったすべての人に捧げる」というものでした。
おりしも若葉のころを過ぎて雨の季節です。そういえば数年後に劇場でリバイバル公開された時の宣伝文句は「美しい五月の雨がメロディの髪をぬらす。虹の向こうからあの美しい主題歌が聞こえてくる」でしたね。胸きゅんだ~。
{Bee Gees Days}
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