バリー&ロビンat「ロックの殿堂」セレモニー
ニューヨークのワルドルフ・アストリア・ホテルで3月15日午後8時半(現地時間)から行われたロックの殿堂入りセレモニーで、バリーとロビンが新たに殿堂入りを果たすABBAのプレゼンターを務めました。
この様子を早速YouTubeで見ることができます。
なかなか楽しそうなふたりですね。やっぱり本当に呼吸があっている、という感じです。スピーチの内容を簡単にご紹介します。
こう始まるふたりのスピーチの中で、ロビンはABBAの音楽は「時間を超越して」おり、「これから生まれてくる世代にも愛され続けるだろう」とたたえました。
バリー: ABBAは若いアーティストたちの目標になりました。ABBAのようなレコードを作り、ベニーとビョルンのように、せつなくてロマンチックで、同時に社会性と官能性をあわせもった曲を書くこと。また、彼らが常に新しい技術にオープンだった点も注目に値します。ABBAは1982年に解散しましたが…。
ロビン: ぼくたちにとって、世界中のファンにとって、ABBAが人生の大切な一部であることは変わりませんでした。きっと今から200年後にもまだABBAの歌は歌われ続けているに違いありません。できればぼくらの歌も一緒に!(笑)
バリー:ABBAの音楽をもとに作られたミュージカル「マンマ・ミーア」は映画にもなって大成功を収めました。この映画の中で素晴らしい演技を見せたメリル・ストリープも今日ここに見えています。
ロビン: 31年前、ぼくたちはユニセフのチャリティコンサート、「Gift of Song」でABBAと共演しました。素晴らしい経験でした。今日またこうしてABBAのメンバーに出会えて本当に嬉しいです。
バリー: 「ダンシング・クイーン」の御代よ永遠に。今日のプレゼンター役に選ばれたことをぼくたちはとても光栄に思います。みんなを代表して言わせてください、「Thank You for the Music」と。
ABBAの音楽についてのバリーとロビンの言葉は、まるで彼ら自身の音楽のことを語っているように思われますね。
ロビンは2005年に来日したときの記者会見でビージーズの音楽を元にしたミュージカルの企画に触れて、「マンマ・ミーア」のようなものになる、と言っていました。今回のニューヨーク滞在中にもこのミュージカルについての打ち合わせが行われる予定だということですので、バリーがミュージカル、映画に言及したのもいっそう意義が深く思われます。(ひょっとしてビージーズのミュージカルも映画になるのでしょうか)
なおバリーとロビンは16日深夜12時半(現地時間)にジミー・ファロンのトークショー「Late Night with Jimmy Fallon」(NBC)に出演、インタビューに応じるということです。
ジミー・ファロンといえば、ああた! バリーをおちょくり倒した「Saturday Night Live」の「バリー・ギブ・トーク・ショー」コーナーで、実物とは似ても似つかないバリー役を演じている人物ですから、この対決(?)は見逃せません。日本でも見られるといいですね。
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