ビー・ジーズの1989年のライブ映像がブルーレイで再登場しました

 

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ビー・ジーズの1989年のワールドツアー、One For Allツアーに際してオーストラリア(メルボルン)で収録された『One for All Tour Live in Australia 1989 』がDVD/ブルーレイ&リマスター音源でEagle Rock Entertainmentから発売されました。

このOne For Allツアーは、ビー・ジーズにとっては80年代に入って初めてのワールドツアー。というより、1974年の(日本にもやって来た)Mr. Naturalツアー以来、実に15年ぶりのワールド・ツアーでした。

「どうして15年も日本に来なかったのか」という質問をこのサイトを読んでくださっている方からいただきましたが、日本だけでなく、彼らは1975年以降、北米以外ではほとんどツアーをしていないのです。そのアメリカでも、本格的なツアーは『Main Course』発売時の1975年初夏のツアーと1979年のスピリッツのツアーだけ。(後者は彼らのキャリア最大のツアーだと言われています) ビー・ジーズ初のライヴ・アルバム『Here At Last』を生んだ1976年末のツアーは短期の駆け足ツアーでした。その間、1975年にはヨーロッパに短いプロモーション・ツアー(コンサートはなし)に行ったりはしていますが、この時期彼らは拠点となっていた北米以外ではほとんど活動していません。ですからオーストラリアでのツアーもこの1989年が1974年以来15年ぶりとなります。

長らくロードから遠ざかっていたビー・ジーズにこのツアーの実現を決意させたのは、その前年1988年春の末弟アンディの死でした。バリーは、「アンディを失って時間が有限であること、できることはできるうちにしなくてはならないことを学んだ」と、15年ぶりのワールド・ツアーを敢行した理由を語っています。(2013年のミソロジー・ツアーも同じ理由で実現したのでしょう)

トラックリストは次の通り。

1. Ordinary Lives
2. Giving Up The Ghost
3. To Love Somebody
4. I.ve Gotta Get A Message To You
5. One
6. Tokyo Nights
7. Words
8. Juliet
9. New York Mining Disaster 1941
10. Holiday
11. Too Much Heaven
12. Heartbreaker / Islands in The Stream
13. Run To Me
14. World
15. Spicks And Specks
16. Lonely Days
17. How Deep is Your Love
18. It’s My Neighborhood
19. How Can You Mend A Broken Heart
20. House Of Shame
21. I Started A Joke
22. Massachusetts
23. Stayin Alive
24. Nights On Broadway
25. Jive Talkin
26. Band Jam
27. You Win Again
28. You Should Be Dancing

長さ107分。アルバム『One』(1989年)の曲をはじめ、60年代末の第一期黄金時代、さらにはフィーバー時代のメガ・ヒットに、ロビンの80年代のソロ・ヒットも加えた曲構成で、円熟期のビー・ジーズをたっぷりと聴く・見ることができます。

(1月末に体調を崩してしまい、またも激しく情報が滞りました<(_ _)>。ようやく体調も戻ってきたので、これから怒涛の更新を再開したいです…と前にも書いたような気がします。いろいろと情報やご紹介したい記事などがたまってしまいましたので、頑張ります…)

{Bee Gees Days}

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