【43年前の今日】ビージーズ東京公演―1973年ツアー初日

ビージーズin Tokyo (1973年9月1日、東京厚生年金会館)
<モーリスにもっと光が当たってたらよかったのに!!>

 

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43年前の今日、1973年9月1日、ビージーズはLife In A Tin Canツアーの日本公演の幕を新宿厚生年金ホールで切って落としました。

前年の来日時より少し細くなった印象のバリーは金髪も華やか。晩酌のせいで体重が増えた、と話してくれたロビンは、彼の人生では珍しく比較的太め。そのせいか、声の調子も抜群でした。モーリスは前年のツアーに同行して仲睦まじかったルル夫人と別居中(その後、離婚)のせいか、オフではやや寂しげな横顔を見せながらも、記者会見やコンサートでは軽やかな個性を発揮していました。 

この日の公演で珍しかったのは、「リヴィング・イン・シカゴ」を歌ったことでしょうか。知っている限りではこの年の日本公演でこの曲が演奏されたのは、この日ぐらいなのですが、もし地方公演をご覧になった方で、違う情報をお持ちの方がいらっしゃったらどうぞご連絡ください。

イギリスから直接飛んできた彼らにとって、晩夏の日本の蒸し暑さは衝撃的だったようですが、この日の服装は、バリーとモーリスはパイピングの入ったちょっとウエスタン調の白っぽい上下、ロビンは紫のタンクトップにタイトな黄色いジーンズという交通信号のような(違うか…)かっこうでした。いつもつけていることで有名だった胸もとのペンダントはロビンの星座やぎ座をかたどったものだそうで、「高いから寝るときも外さない」と語っていました。

また、来日関連グッズとしては、来日記念盤だった『ベスト・オブ・ビージーズVol. 2』に「ミッドナイト・スペシャル」に出演した時の彼らのポスターがついていたほか、会場でアルバムを買うと、メンバーそれぞれのポスターがおまけに。このポスターに使用されていた写真は1973年11月に発売されたシングル盤「ホリデイ/ニューヨーク炭鉱の悲劇」および翌1974年12月発売の「愛のシャレード/ヘヴィー・ブリージング」のジャケット写真と同様です。

この初日公演は、ミュージック・ライフ(見開きカラー2ページ、白黒コンサート・レポート、来日こぼれ話等)、音楽専科(白黒見開き2ページ)、週刊FM等に取り上げられました。

特にミュージック・ライフ誌にはモーリスが見い出してこのツアーでビージーズのオープニング・アクトをつとめたイギリスのアーティスト、ジミー・スティーブンスについての記事が掲載されました。おそらく日本でモーリスとジミーについて書かれた記事はこれひとつではないかと思われますので、いずれもう少し詳しくご紹介します。スティーブンスさんは8月31日に開かれた記者会見にも「おしのび」で出席していました。

{Bee Gees Days}

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