『救いの鐘~ロビン・ギブ・アーリー・ワークス・コレクション』日本盤おまけ情報等

オリジナル日本盤のジャケット写真が“おまけ”に付きます

救いの鐘~ロビン・ギブ・アーリー・ワークス・コレクション の日本盤発売まで約3週間。ライナーや歌詞の対訳付きブックレットの作業もようやく終了しました!

7月15日に発売されるレコード・コレクター誌8月号にはフルページではありませんが、カラー刷りの広告も掲載されますので、チェックしてみてください。

また、日本盤には豪華(?)おまけとして、欧米盤とは違った日本盤アルバム『救いの鐘』のジャケットの複製カードがつきます。往時の日本盤についていたあのピンク色の帯を模した帯もつきますので、お楽しみに!

60ページにも及ぼうかという日本盤付属ブックレット制作は、途中で過労死しそうなほど、それはそれは大変な作業でしたので、また改めてレポートなどでご報告したいと思います。

この時期のロビンの歌詞はシュールでトンでいるものが多い(つまりコンテクストから単語を類推しづらい)、資料が圧倒的に少ない(ソングブック類でこの時代の作品が入っているのは1970年代初頭にイギリスで出版された『Robin Gibb』という冊子ぐらいだけれど、これも完全に信頼できる資料とは言えない)、多重録音、エコーなどが多用されているので単語を特定しにくい等々の状況と闘いつつ、延々と書き取り作業が行われました。

一番の難関はディスク1の13曲目の「ハドソンズ・フォールン・ウィンド」とディスク3の23曲目の「ゴースト・オブ・クリスマス・パスト」でしたが、その他にも部分的に非常に聞きづらい箇所があり、ロビン自身も歌詞の面で揺れていたようで、今回のバージョンで100%正解と言えない事情があります。

それでもこのプロジェクトの推進者であったロビンの片腕ロビン・ハーリーさんとプロデューサーのアンドルー・サンドヴァルさんのご協力も得て、100%とは言いきれないまでも、かなり満足のいくところまで英詩をまとめあげることができたのではないかと思います。なお、英語歌詞のブックレットは欧米盤にはついておらず、今回初めてこういう形でまとめられました。ロビン・ギブという独特の感性を持ったアーティストの詩の世界を考える上でも貴重な作業になったのであればいいなと思っています。

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