バリー・ギブ、ニュージーランドヘラルド紙インタビュー
ニュージーランドヘラルド紙にバリーのインタビュー記事(オンライン版2012年10月26日付、ラッセル・ベイリー記)が登場しました。マイアミの自宅からの電話インタビューです。
考えられるかぎり、ありとあらゆるタイプの客を相手に歌ってきたので、今回のコンサートについても心配はしていません。何しろ喧嘩してたり、おとなしく座ってるのは酔っぱらって足腰が立たないからという理由だったり、というような客を前にも歌ってきましたからね。
ポップス史上、ソングライターとしての大きさではポール・マッカートニーに次ぐナンバーツーといわれるバリーは、もう稼ぐ必要もないでしょうから、今回のツアーは悲しみからの「セラピー」なのだと言います。
何かこういうことが必要なのだと思っています。これはセラピーですし、深く思うという行為でもあります。特にみんなで子ども時代を過ごしたクイーンズランドに行って、思い出を生きなおしてみたい。そんな「心の旅」なんです。
コンサート自体はサウンド面だけでなくビジュアルな面でもオーストラリアから始まったビージーズの歴史をたどるものになるそうです。
歌だけでなく、とてもビジュアルなコンサートになります。…ずっと大切にしてきたホームムービーの映像があるんです。…観客のみなさんにせめてスクリーンの上でだけでもロブやモーを見てほしい。
かの名高いハーモニーなしではどうなるんでしょう?
ロビンの持ち歌だった曲ではやらないものもありますが、まだ内緒の当日のお楽しみもあります。今回のコンサートはぼくたちの仕事やおなじみの曲をみんなで楽しむためのものです。「お楽しみ」の要素は大事だと思うので、あまり詳しくはお話ししないでおきますね。
少しだけ元気そうなバリー。ロビンが亡くなって5カ月、苦しみ続けましたが、ようやく「認めることができる状態」になったのだそうです。
苦しい苦しい時期でした。弟たちを三人とも亡くしたのは本当に大きなショックでしたが、考えてみると母にとってはもっともっと大きなショックであるはずです。今はそう考えるようになりました。…どんな家族だってこの状況なら苦しむと思います。しかもこれまでずっと密接な関係でやってきたので、いっそう苦しく悲しい。
明るい話題としてはミッションのコンサートで前座を務めてくれるキャロル・キング。バリーは60年代のキングの作品から大いに啓発されたのだそうです。
気が遠くなりそうですよ。キャロル・キングみたいな人たちの影響で歌を書くようになったのに。会うのはこれが初めてです。すごい曲を書いていますよね。ぼくたち、彼女の作品に刺激されて曲を作り出したんです。
最近、何度かライブで試してみたので、かのファルセットも名調子だとか。「今は快調」だというバリーです。
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