あれから17年 ―― モーリス・ギブのために


モーリス・ギブin Tokyo(1973年9月1日)

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モーリス・ギブがマイアミで急逝して、この1月で17年になります。

時はなんと早く過ぎるのか!(from ビー・ジーズ「オデッサ」1969年)

ドン・マクリーンは全米ナンバーワン・ヒットとなった「アメリカン・パイ」で、バディ・ホリーが不慮の飛行機事故で亡くなった日について、「あの日、音楽が死んだ」と歌っています。

2003年1月12日にも音楽が亡くなりました。けれども、あのたおやかで軽やかなベースの響き、3人の中で一番「ロックしていた」ともいわれる(でもやさしい)歌声、踊るような足取り、少年のようなはにかんだ笑顔は、いつまでも変わらずに彼を思う人たちの心の中に輝き続けます。

突然の訃報から数日、バリーとロビンは緊急会見を開き、「自分たちはビー・ジーズとして歌い続ける」「これからふたりで何をするにしてもそこにモーリスも存在し続ける」と「ビー・ジーズ存続」宣言をしましたが、続いてそれを撤回しています。その後、何度か、チャリティ・イベントなどでふたり一緒のステージに立ち、復活宣言も行われましたが、それが実現することはありませんでした。

 

モーリスはぼくの人生からちぎりとられてしまった。どうしても慣れることなんかできない。(ロビン)

 

ぼくやロビンならまだわかる。ふたりとも突っ張っているところがあるから。でもモーリスはすごく普通でまともなやつだったのに…。(バリー)

写真は二度目の日本公演初日、新宿厚生年金会館でのコンサートから。カントリーっぽい服装が粋でした!

また、今年はミュージシャンとして活躍し続ける愛娘のサマンサ・ギブが、仲良しのいとこスペンサーと組んで、モーリスのイニシャルを冠したM.E.G.ミュージックでユニットThe Ghost Twins(ゴースト・ツインズ)として新作の発表を計画中です。クリスマス休暇中も仕事をしていたという彼らですので、近く素晴らしい作品が届くのではないかと思います。

モーリスの突然の病気から訃報については、当時、英米の新聞に掲載された経過記事がいろいろとあるのですが、つらい内容でもあり、資料として公開すべきか、そっとしておくべきか、迷っています。「こうしてほしい」というご意見などがありましたら当サイトのコンタクト欄等からお寄せください。

{Bee Gees Days}

 

 

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