ビージーズ復活インタビューその3
夏の終わりに撮影されたバリーとロビンのインタビューが、オーストラリアのテレビ局チャンネル7のモーニングショー「サンライズ(Sunrise)」に登場しました。動画 がSunriseのウェブサイトで見られます。
第二の故郷オーストラリアの取材であるせいか、子ども時代の思い出のアニメソング「エアプレーン・ジェリー」を披露したり、くつろいで楽しそうに話すふたりが印象的です(ちなみにギブ兄弟はオーストラリアでの子ども時代に日本の忍者映画のファンでもあったそうです)。
撮影はマイアミのクライテリア・スタジオ(ヒットファクトリー)で行われ、「Jive Talkin’」を録音したという歴史的な“まさにその場所”や、ゴールドディスクやプラチナディスクでいっぱいの壁も画面に登場しています。
「How Deep Is Your Love」はふたりとも歌詞が気に入っていて、特に誇りに思っている曲だそうです。その他、インタビューの内容をざっとまとめてみました。
インタビュアー: 50年とはすごいですね。『トシとったなあ』と感じますか?
バリー: 10年前から『トシだなあ』と感じてます(笑)。50周年を意識しはじめたのもついこの1年ほどのことなんですけどね。
イ: ショッピングセンター、街を散策中、ビーチなど、いろいろなところで曲想がわくそうですが?
バ: 男性トイレでも。
イ: トイレで書いたのはどの曲ですか?
バ: そんなに多くはありません(笑)。
トイレはエコーがかかるので、子ども時代の彼らがトイレでハーモニーを試していたという話は有名ですが、ここでは伝説のハーモニーが生まれたトイレを見たいという女性インタビュアーを案内して、エコーの具合を見せる(聞かせる?)なかなかお茶目なふたりを見ることができます。ロビンいわく、「クライテリアのトイレはエコーが悪い」。
イ: 芸能生活50周年の先輩として、これからこの道を選びたいという人へのアドバイスは?
ロビン: 止めておきなさい。保険の仕事がいい!
バ: 最初は注目を浴びたいけれど、後ではそれが逆になります。どこにいっても注目を浴びるわけですからね。レストランに行っても、レストランがレストランではなく、「こっちが食べるのを他の人に見られる場所」になってしまう。
ロ: だから有名になるというのは諸刃の刃なんです。
イ: モーリスの死について。また、ふたりだけでツアーをする可能性については?
バ: モーリスの死で家族は散り散りばらばらになりました。ロビンはしゃにむに歌い続けようとしたし、ぼくはあまりに辛くて何もできなくなってしまった。
ロ: ものすごいショックだったけれど、今の仕事はぼくたちが子ども時代に創り上げて、これまでかけて築いてきたものなんです。
バ: だからここでやめることはできない。
ロ: モーリスが遺してくれたものでもありますから。
イ: またふたりでビージーズとしてオーストラリアでコンサートをしてくれると考えていいのでしょうか?
バ: と思います。
ロ: イエス!
イ: 実現すると思いますか?
バ: ぼくは実現すると思っています。
最後の言葉が頼もしい。ぜひ日本へも!
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