ビージーズ新作ドキュメンタリーのアウトテイク映像

かつてのオフィスを再訪したバリーとロビン
かつてのオフィスを再訪したバリーとロビン=

11月15日に英米で発表された新作ドキュメンタリー『In Our Own Time』。豊富な映像と最新のインタビュー、元気だったモーリス最後のインタビューとなったロング映像などを含めて、これまでの長い活動を振り返る中身の濃い内容です。

2時間近い長さですが、届いたときに「とりあえずちょっとだけ見よう」と思いつつ、そのまま止まらなくなって結局全部見てしまい、そのあと今度は感慨深いあまり眠れなくなってしまった…という人が私の周りにはたくさんいます。いま、全国、全世界には睡眠不足のビージーズ・ファンがあふれているかもしれませんね。

日本版発売にはまだ一か月ありますが、英米では、発売直後に米アマゾンのミュージックDVDのチャートでブルーレイが10位、ノーマルが12位。イギリスでもマイケル・ジャクソンやビートルズに互して、現在は11位と、まだプロモーションがほとんど行われていない割には好調な売り上げを記録しています。

なおロビンのサイトのニュースレターによると、これからクリスマスシーズンに向けて、『Mythology』『Ultimate』『In Our Own Time』の大キャンペーンが展開される予定とのことです。 

ところで編集段階でカットされてしまい、結局は最終バージョンに登場していないアウトテイク(没)映像が、早速ロビンのサイトのメンバーズセクションで公開されています。全部で30分近くあり、1.ダグラス(マン島) 2.マンチェスター 3.ロンドンの3つの映像に分かれています。

マン島の映像は去年の7月にバリーとロビンが名誉島民セレモニーのために生まれ故郷を訪れた際に撮影されたもの。マンチェスターの映像は同じ7月に行われたヴァライエティ・クラブのイベントのためにバリーとロビンが子ども時代を過ごしたマンチェスターを訪れた際の映像。ロンドン篇もマンチェスターのイベント前後に撮影された映像です。

並んで歩きながらもふたりの思い出はつきません。マンチェスター篇では墓地を訪れたふたりが雨に降られ、並んで傘をさすほほえましい姿なども見られます(ちょっと『小さな恋のメロディ』を思い出しますね…誰ですか、登場人物の年齢が違うなんて言ってるのは?)。ロンドンではブループラークが掲げられたかつての本拠地、ブルックストリートのオフィスやソングライターの聖地ティンパンアレーを再訪。

オフィスで当初彼らに与えられたのは地下の部屋。「いつか、ここでぼくたちが仕事をしたんだ、ということが歴史になって、プラークが掲げられることになるかも」と冗談を言っていたというエピソードや、挑戦精神に燃えてティンパンアレーに赴き、自作を披露したけれど、「不合格」だった(!!)という話などを、披露しています。(落とした人はあとでさぞ悔しい思いをしたことでしょう)

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