「虹のおわりに」を歌うバリー・ギブ
“亡くなった弟ロビンに捧げた曲「虹のおわりに」を歌うバリーのスタジオ映像”が公開されました(リンクはこちらです)
日本盤(ならびに国際盤のデラックス版)はボーナストラック3曲を含む15曲編成になっていますが、オリジナルのアルバムとしての『イン・ザ・ナウ』は「虹のおわりに」で完結する12 曲構成で、この曲がアルバムのクロージング・トラックということになります。
夢がかなうという虹の果てにぼくたちはたどりついた、と歌うバリーのこの曲は、ロビンの遺作『フィフティ・セント・キャサリンズ・ドライヴ』のクロージング・トラックだった「シドニー」と対を成しているといえます。「シドニー」は「死ぬ気でやり遂げよう」というまだ無名だったビージーズ三兄弟の少年の日の誓いを歌った歌であり、「虹のおわりに」は同じオーストラリア時代を振り返って「夢はかなった(少年の日の誓いは実現した)」と歌います。
バリーはインタビューで、「この曲はあまりにも個人的な歌なので、おそらくステージではつらすぎて歌えないだろう」と語っていますが、今回初めて公開された映像で、スタジオの中で本当に心をこめて歌うバリーの姿を見ることができます。
この曲の歌詞については、「虹のおわり」=「人生の終わり」という悲しすぎる誤解もあるようなので、近く『Songs』セクションの対訳でとりあげる予定です。
{Bee Gees Days}
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