バリー&ロビンonジミー・ファロンのトークショー

3月16日の深夜(現地時間)に放送されたトークショー、「Late Night with Jimmy Fallon」にバリーとロビンが登場、大ファンだというファロンを相手に抱腹絶倒のトークを展開しました。

長年のアイドルを前にやや舞い上がり気味のファロンも好感度大。(実はバリーに扮装していない「素」のファロンを今回初めて見ました)「Saturday Night Live」の人気コーナー、「バリー・ギブ・トーク・ショー」ではロビン役のジャスティン・ティンバーレイクを相手にバリーの物まねをして評判のファロン。ファルセットボイスでバリーに話しかけると、バリーの方もファルセットで応答するなど、終始楽しい雰囲気でした。 

ロックの殿堂セレモニーと子ども時代について

ファロン: 本当に光栄です。昨日は「ロックの殿堂」でABBAのプレゼンター役を果たされましたね。

ロビン:  良い曲は時代を超越していますからね。モーツァルトを聞いて、「あれは1780年代の音楽だよ」なんていう人はいない。

 ファロン: いいものはいいっていうことですよね。

 バリー: ホリーズもジミー・クリフも素晴らしかったし、素敵な夜でした。

 ファロン: ぼくは親父の影響でビージーズの音楽を聞きだしたんですが、すっかりはまってしまって。何しろ、彼女もいなければ、友だちもいないやつでしたから…(笑)。

ロビン: ぼくたちも友だちがいませんでしたよ。曲作りばかりしていましたからね。他の子どもたちにはわかってもらえなかったんです。ブロンテ姉妹みたいでしたね。違いといえばスカートをはいてなかったことぐらいかな。ぼくたち、スカートをはくのは夜中だけにしてたから…。

Mythologyについて

バリー: 11月に出ます。4枚組のセットで、初めてアンディの曲も入っています。それぞれがビージーズの曲の中から自分のお気に入り20曲を選びました。

ファロン: (付属ブックレットに掲載されている写真を見せながら)この胸毛、見てください。ビージーズの曲ならみんな知っています。じ、実は「サタデー・ナイト・ライブ」で(観客から大歓声)、ぼくとジャスティン・ティンバーレイクが組んでおふたりの物まねをしているんです。「バリー・ギブ・トーク・ショー」っていうんですけど。

バリー: (ファルセットで)知ってますよ。

ファロン: スタッフがあのコントを書いてきたんですけど、ぼくが「ビージーズのバリーがファルセットを出すときの物まねが好きで」って話してたんですよ。

バリー: (ファルセットで)はい。

ファロン: (ファルセットで)そうなんです。(普通の声に戻って)でも実物はこんな風には話さないんですね。あんな風に人にどなり散らすこともないし。

バリー: 人間なら誰でもむかっ腹を立てることはあると思いますが、この50年間、ほんとに楽しかったですからね。

ロビン: ソングライターでレコーディングアーティストというこの仕事をしていてよかったですよ。今は不況でみんな仕事で苦労しているじゃないですか。でもぼくたちは好きなことをしてお金をもらってるもんね~。この間会った人も仕事を聞いたら、「ストリップクラブで女性の服を脱がせたり着せたりする仕事」だっていうから「けっこうな仕事ですね。で、給料は?」って聞いたら、なんとたったの「週に50ドル」!

ファロン: あのう…ぼくたちのコントではロビンは無口っていう設定なんですけど…。

ここで大喝采の中、「バリー・ギブ・トーク・ショー」の映像が紹介されます。

ロビン: 模倣は最大の散財だって言いますからね。

ファロン: (笑)賛辞ですね。

ロビン: そう、賛辞!

ファロン:  初めてのとき、スーツにかつら、胸毛などで完璧な扮装をして、観客に背を向け、さて始めようかという段になって、ジャスティンがぼくの腕をつかんで、「いいかい、ハーモニーをミスるなよ」って言ったんですよ。「まじめな話、ほんとにミスるなよ」って。どっと冷や汗をかきました。あのときは緊張したなあ。…というわけで、ここで一緒に歌ってもらえないでしょうか。

ロビン: ハーモニーをミスるなよ!

というわけで思いがけない組み合わせの「Nights On Broadway」が実現します。「光栄です!」と言ったジミー・ファロンの言葉には嘘はないでしょう! バリーとロビンの呼吸もぴったりでした。ちらっと紹介された「Mythology」のブックレットもなかなか良さそうではありませんか。


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