ロビンの最後の写真が掲載された「Bomber Command Memorial Book: We Will Remember Them」発売
2012年6月、エリザベス女王を迎えてロンドンのグリーンパークで、第二次世界大戦時の英空軍特別爆撃部隊戦没者の犠牲を悼む記念碑の除幕式が行われました。ロビンが最後まで心にかけたこのキャンペーンの様子が書籍出版されましたのでご紹介します。
共著者のスティーブ・ダーローさん(歴史の章を担当)からは次のようなお便りをいただきました。
去年のはじめに自宅でロビンに会い、この本の計画について話し合いました。当然、当時のロビンは加療中でしたが、この記念碑キャンペーンについての気持ちを心をこめて語り、本の出版を応援すると言ってくれました。
この本は複数の章にわかれていて、そのひとつが今回の記念碑建設運動に関する内容にあてられています。実際に執筆にあたったのはジム・ドゥーリーと共著者のひとりゴードン・レイナー(デイリー・テレグラフ紙)で、 ロビン自身が寄せた言葉やアイディアが反映された内容です。また資金作りのための運動中にロビンがしたインタビューでの受け答えに加え、ロビンの写真も収録されています。たとえば(上掲の)一枚はヘンドンにある英空軍博物館でアブロランカスター爆撃機を背景に撮影されたものです。完成間近の記念碑建設現場で撮られた写真もあります(訳注:これはロビンの最後の写真の一枚になります)。
この本の出版をロビンに応援してもらい、彼の言葉を、思いを掲載することがかなって、本当に光栄に思います。私自身、祖父が空爆部隊所属のパイロットだったこともあってこの空爆部隊の研究に携わって16年になり、さまざまなキャンペーン活動の盛衰を目の当たりに見てきました。ロビンとジムが参加してくれたことで、こうした活動がかつてない盛り上がりを見せたこと、彼らなしには慰霊碑の建設は決して実現しなかったであろうことは間違いありません。私の元に寄せられた数々の賛辞からも関わった者すべてがロビンとジムに寄せる深い感謝の心が感じられます。
スティーブ・ダーロー(ファイティングハイ出版社取締役)
また建設運動の盟友であり、友人であったミュージシャンのジム・ドゥーリー(元ドゥーリーズ)からはこんな手紙が届きました。
ロビンとは建設運動に一緒に参加してとても仲良くなりました。私自身、きょうだいグループのメンバーで、ドゥーリーズとして日本では1979年と1980年にナンバーワンヒットを飛ばした経験があります。
ロビンとは共通点が多かったので、お互いによくわかりあえました。戦争中にひどい爆撃を受けた街で育ったのもぼくたちの共通点でした。だからこそぼくたちはふたりとも、戦争で命を散らした若い空軍志願兵たちの犠牲が忘れ去られることがないようにしたかったのです。
この本にはロビンの気持ちが書かれ、ぼくたちが一緒にした運動の詳細が掲載されています。ロビンの素晴らしい未発表写真も収録されています。
ああ、ロビンに会いたいなあ。
(2013年1月 ジム・ドゥーリー)
この本はこちらで購入できます。
本の詳細についてはファイティングハイ出版のサイト(英文)をご覧ください。
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