「獄中の手紙」が2011年の芥子の花運動キャンペーンソングに!

赤い芥子の花をつけたバリーとロビン(2009年)
赤い芥子の花をつけたバリーとロビン(2009年)

ロビン・ギブのサイトで報じられたところによれば、ロビンがソルジャーズと録音した「獄中の手紙」のニューバージョン(既報)が2011年芥子の花運動(Poppy Appeal)のオフィシャルシングルに決定したそうです。

芥子の花運動は英国軍の現役・退役兵士とその家族のためのチャリティで、日本の赤い羽根のように赤い芥子の花のバッジをつけて賛同を表明します。この2009年のテレグラフ紙とのインタビューの席上でバリーとロビンが胸につけているのがそのバッジです。

今年のチャリティからの収益金は特に軍隊活動でけがをしたりした兵士・元兵士たちのために使われるということです。

シングルの発売は現時点では10月23日が予定されており、同時に数々のキャンペーン活動が開始される予定です。もしこの曲が2009年に別のチャリティに使われた「Islands In The Stream」同様にナンバーワンになると、ビージーズ(ギブ兄弟)は1960年代にはじまって2010年代まで6つの時代のそれぞれにイギリスチャートでナンバーワンの地位に輝くという偉業を成し遂げることになります。

「獄中の手紙」そのものは刑の執行を前にした死刑囚の気持ちをドラマチックに歌った曲ですが、「故郷を遠く離れた勇敢な兵士が、恐怖の中で愛する人を思う」という「兵士の気持ちを歌った歌」としてもとらえられるとロビンは今回の決定に寄せて発言しています。

また、英国軍でチャリティ募金を担当するラッセル・トンプソンさんは「『獄中の手紙』は兵士たちにとって生活の一部ともいえる曲です。現役の兵士が歌うのを聞くと信じられないぐらい感動的で、この曲が芥子の花運動90周年という大きな節目の年にオフィシャルソングになったのをとても誇らしく思っています」と語りました。今回のキャンペーンは10月27日に開始されるということです。

「獄中の手紙」というのはなかなか凝った日本タイトルですが、原題は「どうしても君に伝えたい」ですから、いろいろなせっぱつまった状況における愛の歌といえるのでしょうね。

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